ヘヴィ・メタル のレビュー

SILVER MOUNTAIN / Shakin’ Brains

1983,SWEDEN

スウェーデンのネオ・クラシカル風味なメタル・バンドSILVER MOUNTAINの1983年1stアルバムShakin’ Brains。

ラ・マルセイエーズのフレーズを一瞬挿入した#1からアツさ全開。中心人物ヨナス・ハンソン(G/Vo)の歌唱がイタい。ギターもいまいちヘボだったりする。ジャケ裏のアー写も超ダセェ。
しかし曲と方向性は最高なのだ。#2なんて超カッコ良い。全編でクラシカルなフレーズ弾きまくりのキーボードは勿論あのイェンス・ヨハンソン(Key)、弟アンダース・ヨハンソン(Dr)も在籍。#6終盤のキーボード・ソロはイェンスの最高傑作だと思う。北欧メタルを語る際、避けては通れないアルバムです。

Track List

1. 1789
2. Aftermath
3. Always
4. Necrosexual Killer
5. Destruction Song
6. Vikings
7. Looking for You
8. Spring Maiden
9. King of the Sea

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TYGERS OF PAN TANG / The Cage

1983,UK

TYGERS OF PAN TANGの1983年4th。

脱退したジョン・サイクスの後任は、ニュー・ウェイブ・バンドPENETRATIONのフレッド・パーサー(G/Key)。ポップになった音楽性や、ジョン・サイクスが去った事もあり注目度が一気に下がりましたが、でもこれがなかなか良いんです。カッコ良いハード・ポップな#4、新機軸ポップな#5など佳曲有り。哀愁のサビがイカす#10もナイスだ。ラストの#11ではフレッドのピアノとドラマティックなギター・ソロが素晴らしい名曲。ザ・サーチャーズのヒット曲のカヴァー#8ではサイクスのプレイも聴けます。

Track List

1. Rendezvous
2. Lonely at the Top
3. Letter from L.A.
4. Paris by Air
5. Tides
6. Making Tracks
7. The Cage
8. Love Potion No.9
9. You Always See What You Want
10. Danger in Paradise
11. The Actor

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VANDENBERG / Heading For A Storm

1983,NETHERLANDS

ヨーロピアン・テイスト溢れるオランダのハード・ロック・バンドVANDENBERGの2nd。

エイドリアン・ヴァンデンバーグ(G)のテクニカルかつエモーショナルなプレイとバート・ヘイリング(Vo)のハイトーンを看板にした叙情味ある正統派ハード・ロックはそのままに、アメリカンなキャッチーさを新たに加味しております。
爽やかなサビと構築されたメロディアスなギター・ソロが印象的な#1。
グルーヴィなヘヴィ・ロック#2。
小気味良いリフをベースに軽快に飛ばすヴァースとキャッチーなサビを持つ#3。
ヨーロピアンな叙情を醸し出すバラード#4。
冒頭のクラシカルな3連フレーズで早くも名曲の薫り漂う、様式美風叙情ハード・ロックの#5。
ファンキーなバッキング・リフの#6。
ミディアム・テンポのメロディアスなハード・ロックにクラシカルなテイストのギター・ソロをフィーチャーした#7。
カラっとしたハード・ロック・ナンバー#8。
オープニングのクラシカルで流麗なアコギ・ソロから、アップテンポなハード・ロックに展開する叙情ハード・ロックの名曲#9。

何と言っても聴き所はバッキング、ソロ共に几帳面さが伺えるキッチリしたエイドリアンのプレイ。この頃のエイドリアンの”マイブーム”だったのか、#3,#6,#7,#8など至る所でピックをプレーン弦上でスライドさせてホイッスルのような音を出す小技を頻発させてます。

Track List

1. Friday Night
2. Welcome to the Club
3. Time Will Tell
4. Different Worlds
5. This Is War
6. I'm on Fire
7. Heading for a Storm
8. Rock On
9. Waiting for the Night

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DEF LEPPARD / Pyromania

1983,UK

DEF LEPPARDの1983年3rd。プロデュースは引き続きマット・ラング。ピート・ウィリスが脱退し、元GIRLのフィル・コリン(G)が加入。その後はチーム・プレイに徹しちゃって、すっかり大人しくなる(そのかわりセンスが良くなる)フィルもまだ髪がフサフサしていたからか?自信たっぷりに師匠のゲイリー・ムーア譲りの早弾きを#1や#3はともかくヒット曲の#2にも炸裂させちゃったりしてます。全曲穴無し!#2,#3,#4,#6が特に好きだ。このアルバムで全米でもブレイク。

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DIO / Holy Diver

1983,UK,USA

ヴィニー・アピス(Dr)と共にBLACK SABBATHを脱退したロニー・ジェイムズ・ディオ(Vo)が、RAINBOW時代の盟友ジミ-・ベイン(B)、アイルランドの神童の異名を持つ若手ギタリスト ヴィヴィアン・キャンベル(G)と結成したDIOの1983年1stアルバムHoly Diver。

ザクザクしたリフとパワフルな歌唱、テクニカルかつスリリングなギター・ソロがインパクトの高いメタリックなオープニング・チューン#1。
ムーディなSEをオープニングに配した、威厳を感じさせるSABBATHタイプの#2。
ヴィヴィアンの紡ぎ出すクリーンなアルペジオとロニーのメロウな歌唱が感傷的なムードの序盤から一転して、リフに乗ったメタリックなパートに展開する#5。
ピッキング・ハーモニクスを絡めたリフが現代的な#6。
などなど、ヘヴィ・メタルな佳曲に加えて、メロディアスな歌唱を伸び伸びと聴かせる#4やキーボードをデコレーションに使用した#8など、キャッチーなメロディでまとめたポップな楽曲も。
ヴィヴィアンのソロは同郷北アイルランドの先輩、ゲイリー・ムーアの6連符フレーズが登場することもしばしばで思わず苦笑してしまう部分もありますが、流麗なフレージングやソリッドなリフにはコンテンポラリーなヘヴィ・メタルの感触も備えており、RAINBOWやBLACK SABBATHでの大仰で古典的なハード・ロックから一歩先に進んだロニーが理想とする新しいヘヴィ・メタルの創造に貢献しています。

Track List

1. Stand Up and Shout
2. Holy Diver
3. Gypsy
4. Caught in the Middle
5. Don't Talk to Strangers
6. Straight Through the Heart
7. Invisible
8. Rainbow in the Dark
9. Shame on the Night

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BLACK SABBATH / Born Again

1983,UK

BLACK SABBATHの1983年11thアルバムBorn Again。

Mob Rulesに伴うツアーを最後にロニー・ジェイムズ・ディオ(Vo)、ヴィニー・アピス(Dr)が脱退、バンドは解散の危機に追い込まれます。ところが、トニー・アイオミ(G)がソロとして制作中だったアルバムにオリジナル・メンバーのビル・ワード(Dr)とボーカルには何とイアン・ギラン(Vo)が参加。事ここに及んで、レコード会社の圧力でBLACK SABBATH名義でのリリースとなった本作。
不気味でナイスなジャケット・アートは医療雑誌からインスパイアされたというか正直パクったみたいです。

SABBATHの典型的パターンのひとつである疾走する爆音リフに、イアン・ギランらしいスクリームが加わり新鮮なイメージとなった#1。
重く陰鬱なリフとパワフルなボーカルが融合した#5。
イアン・ギランの歌い回しによりSABBATH版Highway Starみたいになった#6。
沈み込む暗鬱バラード・パートから一転してヘヴィに突き抜ける場面転換でスクリームを活かした#7。
リフ・マスター トニー・アイオミらしいソリッドなリフ・・・なんだけど、聴き様によってはSABBATH版Smoke on the Waterみたいな#8。
等々、オリジナル・メンバーがやっている事は従来通りなのにもかかわらず、オジー期のドゥームともロニー期の様式美とも違った、イアン・ギランならではのストレートなテイストが前面に出たBLACK SABBATHが味わえます。
不気味なリフに乗せた悪魔の笑い声がおどろおどろしくならず元気な高笑いになってしまった#3、みたいなミスマッチも今となってはHR/HM史に残る貴重な資産。

Track List

1. Trashed
2. Stonehenge
3. Disturbing the Priest
4. Dark
5. Zero the Hero
6. Digital Bitch
7. Born Again
8. Hot Line
9. Keep It Warm

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OZZY OSBOURNE / Bark at the Moon

1983,UK/USA

OZZY OSBOURNEの3rdアルバムBark at the Moon。

ランディ・ローズ亡き後、ブラッド・ギルスやバーニー・トーメを伴いまさに”SHOW MUST GO ON”なツアーを行っていたオジー・オズボーン(Vo)が新作で誰をギタリストに迎えるのかが注目されましたが、さすがオジー、又やってくれました。
白羽の矢が当たったのは、LAでROUGH CUTTやRATTなどLAメタル周辺バンドへの在籍経験もある実力者ジェイク・E・リー(G)。

開放弦ルート刻みとストレッチしたフィンガリングによるコード・ワークを駆使した実は複雑な疾走リフと、ピッキング・ハーモニクスがアクセントとなったソロが聴き所の#1。
ソフトな叙情チューン#2。
硬質なリフがリードする#3。合いの手のようなドン・エイリー(Key)のシンセ・フレーズがシリアスなムードの中、少々場違いな感じも。ジェイク・フェイクのひとつ擬似ディレイから雄大に始まり、最後は駆け上がるフレーズで締めるソロが見事な完成度。
ドラマティックなギター・ソロ・パートを内包したシンプルなオジー流ロックン・ロール#4。
鐘の音、クワイヤ、チャーチ・オルガンによる荘厳なムードのイントロから邪悪なリフの疾走メタルに展開する#5。ソロではジェイクのモーダルなフレージングがカッコ良いです。
前作のタイトル・トラックに続き、又もやELOのストリングス・アレンジでお馴染みルイス・クラークがゴージャスなアレンジを施した甘いラブ・ソング#6。実はBEATLESファンであるオジーの正直なメロディアス志向が表れた影の名曲です。
この#6から、キャッチーなシャフル・ナンバー#7、ミュートした16分音符のリフが印象的なプログレッシブなエピック・チューン#8と来る終盤の流れが前作を彷彿させます。

ジャケット・アートでは特殊メイクまで施してやる気満々のオジーの期待に見事に応え、ホラーなムードを醸したソリッドなリフ・ワークとソング・ライティングでジェイクが大貢献。
キッチリした譜割のリフやソロのフレージングに、ネック・ベンドによる擬似アーミングなど、”ジェイク・フェイク”を駆使したトリッキーなオブリガードなど、ランディのエモーショナルなテイストとは又違った構築されたテクニカルな美を感じさせるプレイが新鮮です。

Track List

1. Bark At The Moon
2. You're No Different
3. Now You See It (Now You Don't)
4. Rock 'n' Roll Rebel
5. Centre Of Eternity
6. So Tired
7. Slow Down
8. Waiting For Darkness

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ALCATRAZZ / Live Sentence

1984,USA

1984年1月28日 中野サンプラザ公演を収録したALCATRAZZのライブ。リフの合間のちょっとした隙間にも超高速オブリガードをブチ込み捲くるイングヴェイ・マルムスティーン(G)ですが、楽曲の構成を保った上で、ライブならではのスリルと興奮を加えた感じの程好いバランスを何とかキープしています。ALCATRAZZとしては1枚しかアルバムを出していない状態での来日とあって、曲目も1stアルバムの代表曲にグラハム・ボネット(Vo)のソロ時代の#3やイングヴェイのソロ#6、#8、グラハム在籍時RAINBOWの#7、#9をプラスした、この時期ならではの豪華なラインナップ。ライブでも強力なグラハムのボーカル、オーディエンスが忠実過ぎてちょっと恥ずかしい#9の掛け合い、才気漲るイングヴェイの弾き捲くりと聴き所満載。ただ唯一の減点ポイントは#9のラスト。RAINBOWの名曲Lost in Hollywoodの冒頭、印象的なドラムのイントロが聴こえたとたんにフェイドアウトしてしまうなんて・・・

Track List

1. Too Young to Die, Too Drunk to Live
2. Hiroshima Mon Amour
3. Night Games
4. Island in the Sun
5. Kree Nakoorie
6. Coming Bach
6. Since You Been Gone
7. Evil Eye
8. All Night Long

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EUROPE / Wings of Tomorrow

1984,SWEDEN

スウェーデンの4人組ヘヴィ・メタル・バンドEUROPEの2ndアルバムWings of Tomorrow。

印象的なテーマ・メロディを軸に端整に仕上げたオーソドックスなハード・ロック#1。
トレブリーなトーンの単音ギター・リフとツー・バスが牽引するアップテンポの#2。
後にリメイクされる、クラシカルなテイストを漂わせたパワーバラード#3。
ジョン・ノーラム(G)が弾きまくる、ブルーズをベースにした#4。手癖風な早弾きで時折ゲイリー・ムーア風フレーズも登場。
ジョン作曲の叙情的なインストゥルメンタル・ナンバー#5。
妖しいムードを漂わせつつメロディアスにまとめた#6。
クラシカルなメロディのハーモナイズ・ギター・ソロがハイライトとなった、勇壮なリフを薄いベールのようなシンセが包み込んだ#7。
疾走するハード・ロック・ナンバー#8。
透明感あるメロディアスなバラード#9。
ジョーイのパワフルな歌唱、ジョンのマシンガン・ピッキングで押し捲る#10。

世界的大ブレイク前夜ということで、楽曲の練り、ジョーイの歌唱、ジョンのフレージングといった部分にまだまだ荒削りな所もありB級な雰囲気も漂いますが、クラシカルな気品に甘い声のキャラクターやギターのテクニックといった素材は既に一級品。あとは、強力な楽曲と程好いキャッチーささえあれば・・・

Track List

1. Stormwind
2. Scream of Anger
3. Open Your Heart
4. Treated Bad Again
5. Aphasia
6. Wings of Tomorrow
7. Wasted Time
8. Lyin' Eyes
9. Dreamer
10. Dance the Night Away

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RATT / Out of the Cellar

1984,USA

LAメタルの代表的バンドRATTの1stアルバムOut of the Cellar。

プロデューサー ボー・ヒルによるかすかに空間系エフェクトを掛けた抜けの良いアメリカンなサウンド、強面のロビン・クロスビー(G)、スリムでルックス抜群のギター・ヒーロー ウォーレン・デ・マルティーニ(G)によるハギレ良く爽やかなツイン・ギター、好き嫌いを通り越してもはやRATTの顔となっているスティーブン・パーシー(Vo)のダミ声で繰り広げるRATT’N’ROLLで時代を席巻。カットTシャツや化粧を施したグラムなルックスをアピールしたプロモ・ビデオがMTVでオンエアされまくる恩恵も多大に受けましたが、ブレイクの要因は何と言ってもキャッチーなメロディを持つ楽曲の良さ、ギタリスト2人の絶妙なバッキング・アンサンブルとハーモニー、ウォーレンのハンマリングやプリング・オフを中心としたテクニカルな早弾きといった確かな音楽性そのもの。
特にウォーレンにはハマりましたね。
滑らかな早弾きをサラっとカマしちゃう#1、音使いが斬新な#2、人差し指から小指までを大股開きしてのプリングと師匠ジョージ・リンチ直伝のジャックオフ・ヴィブラートで鮮烈にソロを締める#3・・・。と言い出したらきりが無いくらいの名演のオンパレード。勿論楽曲も充実しており、LAメタルの代表曲#3に叙情も湛えた#7、これ又地味ながら左手大股開きを擁する疾走リフを持つ#8などカッコ良いリフと耳に馴染みやすいメロディが満載。
ジャクソンの「ロンドン」ギターとかヘビ皮を張った「パイソン」とか、憧れましたね。

Track List

1. Wanted Man
2. You're in Trouble
3. Round and Round
4. In Your Direction
5. She Wants Money
6. Lack of Communication
7. Back for More
8. Morning After
9. I'm Insane
10. Scene of the Crime

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DIO / The Last in Line

1984,UK,USA

ロニー・ジェイムズ・ディオ(Vo)率いるヘヴィ・メタル・バンドDIOの1984年2ndアルバムThe Last in Line。

ヴィヴィアン・キャンベル(G)得意のルート音16分刻みと細かいコード・カッティングを融合した、ヘヴィ・メタル史に残るカッコ良い名リフを擁す、タイトな疾走感がオープニングにぴったりな代表曲#1。
ドラマティックな展開と荘厳なリフにより、大物にしか出せないスケール感を纏った#2。
メロディックでタイトな佳曲#3。
サビ前のバッキング・ギターが印象的なドライヴィング・チューン#4。
メロディアスなリフを持つミディアム・テンポの#5。
コンパクトにまとまったキャッチーな#6。
味わい深いメロディのポップな#7。
素晴らしいギター・ソロが楽しめる#8。
RAINBOWを想起させるシンセSEをオープニングに配した叙事詩的大作#9。

#2や#9など、RAINBOW~SABBATH期の様式美をコンテンポラリーなフィルターで再構築したクラシック感と、デビュー作で試みたモダンなヘヴィ・メタルが高次元で融合。ヴィヴィアンのギターが中域に厚みの加わったサウンドになった事でバンド・サウンドとしての一体感が増し、前作では勢い任せだったフレージングも起承転結を感じさせる構築度の高いものになり、楽曲を印象付けています。
さらに楽曲のアレンジ自体にも様々なフックが用意されており、バンドの創造性が充実していたことが伺えます。

Track List

1. We Rock
2. Last in Line
3. Breathless
4. I Speed at Night
5. One Night in the City
6. Evil Eyes
7. Mystery
8. Eat Your Heart Out
9. Egypt (The Chains Are On)

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RATT / Invasion of Your Privacy

1985,USA

RATTの2ndアルバムInvasion of Your Privacy。

引き続きボー・ヒルがプロデュース。
小気味良いリフとウォーレン・デ・マルティーニ(G)のセクシーなソロがカッコ良い#1、#2のエンディングから間髪置かず劇的に始まる#3は、アメリカンらしい爽やかなリフや起伏ある展開も挿入したLAメタル史に残る名曲。ウォーレンのソロもテクニック、スリル、メロディを兼ね備えた名演です。
スティーブン・パーシー(Vo)、ロビン・クロスビー(G)のペンになるストレートな#4、
アコギをあしらったパワー・バラード#5。
ウォーレンが作曲に絡んだクールなヴァースと叙情のサビを持つヒネリの効いた佳曲#6。コンパクトで印象的なギター・ソロも勿論最高なんですが、このくらいのゆったりしたテンポだとウォーレンの緩急の妙で聴かせるソロもより映えますね。
フォアン・クルーシェ(B)が書いた仄かに湿っぽい#7では、ロビンのブルース・フィーリング漂う正統的ソロがナイス。
#8、#9、ウラから入るトリッキーなリフを持つ#10の終盤は典型的なRATT’N’ROLLで畳み掛けます。

#1をはじめとする前作の勢いそのままのRATT’N’ROLLに、楽曲の練りが深化した#3、#6などを加え、安定感とさらなる成長を見せた好盤です。
アリーナでの華やかなライブ・シーンに数々の名画のラブ・シーンを挿入した権利関係が大変そうな#1、マセたスティーブン少年の妄想を描いた#3のビデオ・クリップも名作!
ウォーレンのアモーレとパイソンですよ!そういえば、ロッキンfでアモーレ・ギターのペイント特集とかやってたなぁ。

Track List

1. You're in Love
2. Never Use Love
3. Lay It Down
4. Give It All
5. Closer to My Heart
6. Between the Eyes
7. What You Give Is What You Get
8. Got Me on the Line
9. You Should Know by Now
10. Dangerous But Worth the Risk

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VANDENBERG / Alibi

1985,NETHERLANDS

VANDENBERGの1985年3rd。

曲だけでなく音作りもカラっとアメリカ向きになった。1stで見られたヘヴィ・メタル王道路線である#5もギターの音がアメリカン。これがウェットな感じだったら最高だったのに・・・。ヨーロピアン・テイストはラストのインスト#10に仄かに感じられるくらいかな。#9のサビは一部DEF LEPPARDのヒット曲”Photograph”のパクリだし。どうしてもアメリカで売れたかったんだろう。その望みは叶わなかったが。

Track List

1. All the Way
2. Pedal to the Metal
3. Once in a Lifetime
4. Voodoo
5. Dressed to Kill
6. Fighting Against the World
7. How Long
8. Prelude Mortale
9. Alibi
10. Kamikaze

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EUROPE / The Final Countdown

1986,SWEDEN

スウェーデンのヘヴィ・メタル・バンドEUROPEの3rdアルバムThe Final Countdown。

ドラマーがイアン・ホーグランド(Dr)に交代、専任鍵盤奏者としてミック・ミカエリ(Key)が加入しバンドは5人編成となりました。
世界中で大ヒットした#1の代名詞とも言えるシンセのテーマ・フレーズや代表曲#2のオルガン、シンセの煌びやかなトーンが楽曲の透明感を強調するバラード#3、#4の渋いオルガン・ソロ、ギターとのユニゾンでのブ厚いリフとクラシカルなメロディのソロを聴かせる#6など、キーボードが効果的に使用され、従来のストレートで硬質なメタル・サウンドから転換。
ジョーイ・テンペスト(Vo)の歌唱もハスキーなハイトーンでパワフルに迫るだけでは無く、レンジの広がった音域をうまく使って時にマイルドな感触も打ち出すようになり、楽曲のポップ化に対応。
『北欧メタル=透明感に程良い叙情フレーバーをまぶしたメロディアスなヘヴィ・メタル』、という一つのジャンルを定義づけたアルバムです。

そんなサウンドの変化に不満を感じたジョン・ノーラム(G)は本作を持ってバンドを脱退しますが、スリリングにまとめた構築性の高い#1のソロ、得意のマシンガン・ピッキングを披露する#2、ヨーロピアンな叙情とエキサイトメントを同居させた#5、モーダルなフレーズから印象的な叙情フレーズを経てペンタトニックの早弾きでまとめたマイケル・シェンカー風な#8、ゲイリー・ムーアのヴァイブを感じさせる#9など、ここぞの場面ではギター・ソロの名演を残しています。
ジョン・ノーラム ファンとして若干残念なのは、バッキング時のギターの音量が全体的に心持ち小さ目なところですかね。

Track List

1. The Final Countdown
2. Rock The Night
3. Carrie
4. Danger On The Track
5. Ninja
6. Cherokee
7. Time Has Come
8. Heart Of Stone
9. On The Loose
10. Love Chaser

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YNGWIE MALMSTEEN / Trilogy

1986,SWEDEN

マーク・ボールズ(Vo)、イェンス・ヨハンソン(Key)、アンダーズ・ヨハンソン(Dr)を従え制作されたイングヴェイ・マルムスティーン(G)のソロ1986年3作目。

後に邪念のあまり(?)プレイ、サウンド、体型の全てが荒く醜くなっていくイングヴェイですが、この頃(22~23歳)の音楽に賭ける気持ちは(多分)相当に純粋だったんでしょう。そんなイングヴェイの情熱がそのまま形になったHR/HM史に残るネオ・クラシカル・メタルの金字塔。ビデオ・クリップにもなった#1は、キャッチーでメロディアスなボーカル・ラインに起承転結のはっきりしたソロが映える名曲。ザクザクしたルート音刻みにクワイヤが乗る疾走型ネオクラ・メタルの王道パターン#2。この筋の第一人者イェンス・ヨハンソンの短いながらも個性が際立つシンセ・ソロが見事です。続いてミディアム・テンポの王道パターン#3。マークの歌い上げるスタイルがマッチしています。ピッキングの強弱で微妙にコントロールされたトーンを聴かせる、アコギをフィーチャーした耽美なインストゥルメンタル#4。#2と同タイプの#5は、ユニークなベース・ラインとイングヴェイ、イェンスのバトルが聴き所。メジャーっぽいリフからマイナーな歌メロに移行する、これも王道パターンの#6。ALCATRAZZのIsland in the Sunのフレーズが一瞬飛び出すギター・ソロにニヤり。それにしても艶のあるギター・トーンが素晴らしいです。クラシカルなオブリガードが強力な#7。スローなテンポにスクリームするボーカルが乗るヘヴィでダークな#8も王道パターン。そして、ネオ・クラシカルの壮絶なインストゥルメンタル#9。エコノミー・ピッキングを駆使したスリリングでクラシカルなギターに耳が行きがちですが、ここは是非ベースも聴きこんで欲しいですね。対位法のごとくメインのメロディに対等に渡り合うラインが気持ち良いです。イングヴェイとイェンスのバトルも鳥肌ものの素晴らしさ。後のフォロワー達がパクり捲くったフックが満載の、まさにネオ・クラ・メタルの教科書。自動車事故で負傷する前のイングヴェイ最後の作品だけに、テクニック・エモーション・構築度の全てが最高のプレイを聴かせています。

Track List

1. You Don't Remember, I'll Never Forget
2. Liar
3. Queen in Love
4. Crying
5. Fury
6. Fire
7. Magic Mirror
8. Dark Ages
9. Trilogy Suite Op: 5

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TONY MACALPINE / Edge of Insanity

1986,USA

超絶ギタリスト発掘オヤジとして有名なマイク・ヴァーニーが世に送り出したイングヴェイ系ネオクラシカル・ハイテク・ギタリスト トニーマカパイン(G/Vo)の1986年1stアルバム。

速い・上手い・熱いの3要素が高次元で融合。どこを切ってもメロディアスでハイテクなギターが溢れてます。スティーブ・スミス(Dr)、ビリー・シーン(B)が参加。

Track List

1. Wheel of Fortune
2. The Stranger
3. Quarter to Midnight
4. Agrionia
5. Empire in the Sky
6. The Witch and the Priest
7. The Taker
8. Chopin, Prelude 16, Opus 28
9. Edge of Insanity
10. The Raven
11. No Place in Time

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OZZY OSBOURNE / The Ultimate Sin

1986,UK/USA

OZZY OSBOURNEの4thアルバムThe Ultimate Sin。

MTVでのPV露出を考慮したルックス面の理由が大きいとは思いますが、前作から参加したジェイク・E・リー(G)に、ランディ・カスティロ(Dr)、フィル・スーザン(B)を加えた若々しいラインナップにバンドを一新。
音楽性もプロデューサーにヒット・メイカーのロン・ネヴィソンを迎え、アメコミ風なジャケット・アートに象徴される明快なアメリカン路線に変化。

ランディの叩き出すトライバルなビートで幕を開けるスケールの大きな#1。
オジー・オズボーン(Vo)によるサビのコーラス・ハーモニーがキャッチーなアップテンポの#2。
ジェイク・フェイクのひとつ、擬似ディレイを前面に出したリフ#3を持つ#3。
オジー流ロックン・ロール#4。
ジェイクの様々なオブリガードが楽しめる、シンプルなリフとキャッチーなサビの#5
溌剌としたバンドのパフォーマンスがPVにもなったLAメタルっぽいムードの#6。
ジェイクのアーティスティックな才能が開花したエピック・チューン#7。
ハーモニクスを活用したリフにジェイクのアイディアが光る#8。
ヘッド部分の弦を押して開放弦のハーモニクスのピッチをコントロールするジェイク・フェイクをさりげなく使ったフィル作曲のスマッシュ・ヒット曲#9。

より発言権を得たからか、冴えまくるジェイクのプレイが随所に楽しめる反面、オジーのキャリア中最もポップな音楽性が異彩を放つ異色作です。

Track List

1. The Ultimate Sin
2. Secret Loser
3. Never Know Why
4. Thank God For The Bomb
5. Never
6. Lightning Strikes
7. Killer of Giants
8. Fool Like You
9. Shot in the Dark

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TONY MACALPINE / Maximum Security

1987,USA

超絶技巧ネオクラシカル・ギタリスト トニー・マカパイン(G/Key)の1987年2nd。

全編ネオクラ・インストの嵐!ジョージ・リンチやジェフ・ワトソンというハイテク・ギタリストもゲスト出演でギタリストなら必聴。ことテクニカルという部分では元祖のイングヴェイをも凌ぐ。お約束のピアノも上手い。

Track List

1. Autumn Lords
2. Hundreds of Thousands
3. Tears of Sahara
4. Key to the City
5. The Time and the Test
6. The King's Cup
7. Sacred Wonder
8. Etude #4 Opus #10
9. The Vision
10. Dreamstate
11. Porcelain Doll

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DA VINCI / Da Vinci

1987,NORWAY

ノルウェーのメロディアス・ハード・ロック・バンドDA VINCIの1987年デビューアルバム。透明感のあるサウンド、爽やかなメロディ、サビのハーモニー、キラキラしたシンセがお約束のいわゆるひとつの北欧メタルです。

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DEF LEPPARD / Hysteria

1987,UK

リック・アレン(Dr)の腕の事故もあり、心配するファンを長い間待たせた結果発表された問答無用のメガヒット・アルバム。DEF LEPPARDの1987年4th。これまでのソリッドなハード・ロックに加え、グラム風味や英国風POPさも加味したことで、どの角度から見ても文句の付けようの無いアルバムに仕上がった。ビデオ・クリップもガンガン流れて全米も制覇。

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カテゴリー: DEF LEPPARD

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