JUDY DYBLE / Talking with Strangers
2009,UK
FAIRPORT CONVENTIONの初代ボーカリストにしてKING CRIMSON胎動期にも参加していた女性シンガー ジュディ・ダイブル(Vo)の2009年4thソロ・アルバムTalking with Strangers。
アコースティック楽器を中心にしたアンサンブルに贅沢なコーラスを加えたオーガニックなサウンドでコンテンポラリーな叙情フォークを展開。ロバート・フリップ(G)、イアン・マクドナルド(Sax/Fl)、サイモン・ニコル(G)などCRIMSON、FAIRPORT人脈の他、PENTANGLEのジャッキー・マクシー、TREESのセリア・ハンフリーズ、ALL ABOUT EVEのジュリアンヌ・リーガンといった名だたる歌姫達がバッキング・ボーカルで参加しております。
イントロ的にテーマ・メロディを提示して終了するアコースティック小曲#1。
ジュディ・ダイブルが奏でるオート・ハープのかわいらしい音色がお伽噺のような曲調にマッチした叙情チューン#2ではイアン・マクドナルドが素晴らしいフルートのソロを披露。
しっとりと歌い上げるEMERSON LAKE & PALMERのカバー#3。
シンプルなピアノ伴奏に美しいボーカル・メロディが映える#4。
オートハープとフルートが印象的なトラッド風郷愁を誘うフォーク#5。
男女ボーカルの絡みと哀愁のSAXがジャジーで大人なムードを醸し出す#6。
そして19分に及ぶ#7は総勢15名がレコーディングに参加、繊細なコーラスや各種楽器の音色がフィーチャーされたプログレッシブ・チューン。#1のテーマを軸に様々な発展形で構築されたボーカル・パートに混沌としたムードのインスト部が挿入され、ISLANDS期CRIMSONのような典雅な盛り上がりを経て最後は#1のメロディと印象的な吐息のようなコーラスがリプライズされ感動的に幕を引きます。
Track List
1. Neverknowing
2. Jazzbirds
3. C'est La Vie
4. Talking with Strangers
5. Dreamtime
6. Grey October Day
7. Harpsong