DIO のレビュー

DIO / Holy Diver

1983,UK,USA

ヴィニー・アピス(Dr)と共にBLACK SABBATHを脱退したロニー・ジェイムズ・ディオ(Vo)が、RAINBOW時代の盟友ジミ-・ベイン(B)、アイルランドの神童の異名を持つ若手ギタリスト ヴィヴィアン・キャンベル(G)と結成したDIOの1983年1stアルバムHoly Diver。

ザクザクしたリフとパワフルな歌唱、テクニカルかつスリリングなギター・ソロがインパクトの高いメタリックなオープニング・チューン#1。
ムーディなSEをオープニングに配した、威厳を感じさせるSABBATHタイプの#2。
ヴィヴィアンの紡ぎ出すクリーンなアルペジオとロニーのメロウな歌唱が感傷的なムードの序盤から一転して、リフに乗ったメタリックなパートに展開する#5。
ピッキング・ハーモニクスを絡めたリフが現代的な#6。
などなど、ヘヴィ・メタルな佳曲に加えて、メロディアスな歌唱を伸び伸びと聴かせる#4やキーボードをデコレーションに使用した#8など、キャッチーなメロディでまとめたポップな楽曲も。
ヴィヴィアンのソロは同郷北アイルランドの先輩、ゲイリー・ムーアの6連符フレーズが登場することもしばしばで思わず苦笑してしまう部分もありますが、流麗なフレージングやソリッドなリフにはコンテンポラリーなヘヴィ・メタルの感触も備えており、RAINBOWやBLACK SABBATHでの大仰で古典的なハード・ロックから一歩先に進んだロニーが理想とする新しいヘヴィ・メタルの創造に貢献しています。

Track List

1. Stand Up and Shout
2. Holy Diver
3. Gypsy
4. Caught in the Middle
5. Don't Talk to Strangers
6. Straight Through the Heart
7. Invisible
8. Rainbow in the Dark
9. Shame on the Night

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DIO / The Last in Line

1984,UK,USA

ロニー・ジェイムズ・ディオ(Vo)率いるヘヴィ・メタル・バンドDIOの1984年2ndアルバムThe Last in Line。

ヴィヴィアン・キャンベル(G)得意のルート音16分刻みと細かいコード・カッティングを融合した、ヘヴィ・メタル史に残るカッコ良い名リフを擁す、タイトな疾走感がオープニングにぴったりな代表曲#1。
ドラマティックな展開と荘厳なリフにより、大物にしか出せないスケール感を纏った#2。
メロディックでタイトな佳曲#3。
サビ前のバッキング・ギターが印象的なドライヴィング・チューン#4。
メロディアスなリフを持つミディアム・テンポの#5。
コンパクトにまとまったキャッチーな#6。
味わい深いメロディのポップな#7。
素晴らしいギター・ソロが楽しめる#8。
RAINBOWを想起させるシンセSEをオープニングに配した叙事詩的大作#9。

#2や#9など、RAINBOW~SABBATH期の様式美をコンテンポラリーなフィルターで再構築したクラシック感と、デビュー作で試みたモダンなヘヴィ・メタルが高次元で融合。ヴィヴィアンのギターが中域に厚みの加わったサウンドになった事でバンド・サウンドとしての一体感が増し、前作では勢い任せだったフレージングも起承転結を感じさせる構築度の高いものになり、楽曲を印象付けています。
さらに楽曲のアレンジ自体にも様々なフックが用意されており、バンドの創造性が充実していたことが伺えます。

Track List

1. We Rock
2. Last in Line
3. Breathless
4. I Speed at Night
5. One Night in the City
6. Evil Eyes
7. Mystery
8. Eat Your Heart Out
9. Egypt (The Chains Are On)

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