KAUKASUS のレビュー

KAUKASUS / I

2014,SWEDEN/NORWAY

ANGLAGARDのマティアス・オルソン(Dr)がWHITE WILLOWの盟友Ketil Einarsen(Fl)、OPIUM CARTELに参加のRhys Marsh(Vo/G)と結成したプログレ・プロジェクトKAUKASUSの1stアルバムI。

ダークなグルーヴに妖しいフルートが吹き荒ぶ#1。
Rhys Marshの深いヴィブラートが効いた、メランコリックな中にもヘヴィなパッションがある#2。
リズム・マシンに乗せたマイルドなヴァースから変拍子を交えた生ドラムが登場するサビに移行するゴシック・ムードの#3。
ディレイを掛けたシンセのシーケンス・フレーズが雲海のような浮遊感を演出、その上をズ太いシンセやフルートが舞うトリップ感満点のインストゥルメンタル#4。
クールなボーカル・ラインを持つ歌モノからメロトロンやフルートが折り重なってゾクゾクさせる7拍子の妖しいインスト・パートに移行する#5。
スティール・ギターと寂寥感あるフルートが北欧の暗い冬のような印象のメランコリックな#6。
耽美なサウンドスケープをバリトン・ギター等の重低音が切り裂く、ヌーヴォ・メタル期KING CRIMSONを想起させる#7。

メロトロン、ローズ、タウラス、VCS3などヴィンテージ楽器を使用しつつ、その音楽性は実験的な要素を含む現在進行形のプログレ。
ANGLAGARD風暗黒シンフォにOPIUM CARTELのゴシック、ポスト・ロックなど様々なバックグラウンドが顔を覗かせるが、哀愁あるRhys Marshの声のトーンがムードを引き締め、アルバムの統一感をもたらしている。
オーガニックな熱情を感じさせるボーカルやフルート、ドラミングに、無機的で冷気漂うシンセやサウンドスケープを融合。ダークな中にも暖かさを感じさせる仄かな叙情が北欧的で良い感じ。

Track List

1. The Ending Of The Open Sky
2. Lift The Memory
3. In The Stillness Of Time
4. Starlit Motion
5. Reptilian
6. The Witness
7. The Skies Give Meaning

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