RATT のレビュー

RATT / Infestation

2010,USA

RATTの2010年復活作Infestation。

邪悪なYou’re in Loveといった風情のリフに乗ってスティーヴン・パーシー(Vo)がダミ声で歌う#1。もうこれ1曲でKOですワ。左に元QUIET RIOTのカルロス・カヴァーゾ(G)、右にウォーレン・デ・マルティーニ(G)と明確にパンニングされた布陣による一発録りかのようなライブ感で、ギターがソロとバッキングの熱い火花を散らすこのオープニング・ナンバー。RATTはこの曲で宣言しているわけですね。「ギターを聴いてくれ!」と。最近のメタルって、やれデスだ、プログレッシブだ、ゴシックだ、なんて何かと理屈っぽいというか、言い訳がましいというか、根源的なロックのカッコ良さが忘れ去られているんじゃないでしょうか。ギタリスト2人がカッコ良いプレイでロックする。やっぱりコレですよ。ギター・バトルの後ハモってアーミングをキメる所なんか、Round and Roundみたいでトリ肌ですよ。
PVにもなった#2はRATTらしいキャッチーなナンバー。いかにも80年代風なブリッジ~サビのメロディーは他のバンドだとちょっと恥ずかしいですが、RATTの看板があると不思議とカッコ良いですね。
アメリカン・バンドなら避けられないファンキーなノリの#4も3rdの頃なら背伸びした風だったのが、今や大人のムードすら感じさせる余裕の出来。
ツイン・リードのハーモニーが美しい#5。
センスの良い音使いが光るウォーレンのソロがカッコ良い、Luck of Communicationみたいなリフの#6。
左右チャンネルのギター・バトルから高速ハーモニーに移行するギター・ソロをフィーチャーした#9。
この辺りはギター・キッズなら要チェック・ポイントです。
全体的にアップテンポの楽曲中心の溌剌とした印象で、健在ぶりを見せ付けた快作です。
ストレートにロックするカルロス、モーダルなフレージングを織り交ぜた流麗なウォーレンというギタリスト2人の個性が際立つソロも聴き所です。

Track List

1. Eat Me Up Alive
2. Best of Me
3. A Little Too Much
4. Look Out Below
5. Last Call
6. Lost Weekend
7. As Good as it Gets
8. Garden of Ede
9. Take a Big Bite
10. Take Me Home
11. Don’t Let Go

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