VASHTI BUNYAN のレビュー

VASHTI BUNYAN / Just Another Diamond Day

1970,UK

女性フォーク・シンガー ヴァシュティ・バニヤン(Vo/G)の1970年1st。

ウィスパー気味でちょっと儚げなボーカルとそれを支えるシンプルなアレンジが素敵です。アコギ、ダルシマー、マンドリン、バンジョー、リコーダー、ヴァイオリンの織り成すサウンドが、夢を見ているような心地良い気分にさせてくれます。#11のイントロなんて溶けそうなほどウットリします。非トラッド系なので神秘性や堅苦しい高尚さとも無縁。優しくて何故か懐かしい感じの素朴なフィーリングが堪りません。

Track List

1. Just Another Diamond Day
2. Glow Worms
3. Lily Pond
4. Timothy Grub
5. Where I Like to Stand
6. Swallow Song
7. Window Over the Bay
8. Rose Hip November
9. Come Wind Come Rain
10. Hebridean Sun
11. Rainbow River
12. Trawlerman's Song
13. Jog Along Bess
14. Iris's Song for Us

VASHTI BUNYAN / Just Another Diamond Day のレビューを見る

フォローもよろしくお願いします!

VASHTI BUNYAN / Lookaftering

2005,UK

英国のフォーク・シンガー バシュティ・バニヤン35年ぶりの2nd。

一聴するとシンプルなアレンジによるバックに、バシュティ・ブニヤンのウィスパー・ヴォイスとアコギが乗るオーガニックなスタイルは不変。じわじわ浸透するストリングスとオーボエのメイン・メロディが美しい#1。ワイン・グラス(濡れたコップの淵を指でこすると音が出るあれ)とハルモニウムにグロッケンスピルのかわいい音色が乗る#2。リコーダーとピアノが優しい#4。ワイン・グラスやハープがアコギにマッチした翳りを持つ#5。メロトロンにコーラングレ(アルト・オーボエ)、ダルシマーで神秘的なムードを醸しだす#6。フェンダー・ローズにアコギとハープが絡む#7。リコーダーの素朴な音がストリングス・セクションに溶け込んだ#8。オーボエ、フレンチホルンがストリングスと相まって広がりある空間を演出する#10。などなど、聴きこむと実は様々な楽器が実に効果的に使用されていることに気づきます。これらの愛すべき楽器達が、過剰なエフェクトやギミック抜きの彼女の音楽が本来持つ暖かみを演出しているんですね。

Track List

1. Lately
2. Here Before
3. Wayward
4. Hidden
5. Against the Sky
6. Turning Backs
7. If I Were
8. Same But Different
9. Brother
10. Feet of Clay
11. Wayward Hum

VASHTI BUNYAN / Lookaftering のレビューを見る

フォローもよろしくお願いします!

Search

Twitter

Facebook

TOP