SILHOUETTE のレビュー

SILHOUETTE / Across The Rubicon

2012,NETHERLANDS

オランダのプログレッシブ・ロック・バンドSILHOUETTEの3rdアルバムAcross The Rubicon。

古代ローマのカエサルの故事にちなんだ壮大なタイトル(実際はルビコン川はローマ国境を示す単なる小川。物理的な意味合いよりも軍隊をローマ国境内に入れるという当時の法を破る重要な決断という象徴的な意味がある。)から連想される期待に応える、70年代のプログレ・バンドの如くロマンティックでシンフォニックなサウンド。

全編をシンセ・ストリングスの分厚いオーケストレーションが覆う中、レズリーの回転数変化にもこだわったオルガンや、おそらくサンプルながら要所で効果的に使用されるメロトロン、各楽曲のテーマ・リフレインを奏でる本物モーグのファットなトーンが印象的で、プログレ・マニアの心をくすぐります。
メロディも妙なヒネリを入れたり、ジャズ・ロック風に逃げて変にバリエーションを増やそうとはせず、ひたすら素直で叙情的な美メロによる直球勝負なのが潔くて好感が持てます。
70年代の様式美、80年代のキャッチーさ、ポンプ・ロックの過剰な壮麗さ、などなど様々な要素をロマンティックに集約。
8曲中3曲の11分超え長尺曲の間に小品群を配置した、アルバムの物語にすんなり没頭できる曲順構成もなかなか巧み。特に冒頭4曲の流れが完璧。#4でテーマ・メロディが少年クワイヤに継承される部分は感動で痺れます。
メンバー達のプログレ愛が滲み出た好作品。

Track List

1. Across The Rubicon
2. Breathe
3. Empty Places
4. When Snow's Falling Down
5. Anybody
6. Grendel Memories
7. Nothing
8. Don't Stop This Movie

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