TOTO のレビュー

TOTO / Toto

1978,USA

アメリカ西海岸のスタジオ・ミュージシャンが結成したハード・ロック・バンド1978年1st。

鍵盤奏者がピアノ中心のデビッド・ペイチとシンセ中心のスティーブ・ポーカロの2名体制。後に「TOTOホルン」などと呼ばれることになる独特の音色でも有名です。リズムの仕掛けがプログレッシブでドラマティックに盛り上がる名刺代わりのインスト#1からつかみはOK!ライブではエフェクトかけまくりでモコモコなサウンドのスティーブ・ルカサー(G)もスタジオ盤では最高のサウンド。基本HRなんだけど、確かな経験とテクに基づく計算されつくしたアレンジと変拍子やジャジーな雰囲気をもさりげなく溶け込ませる独特のセンスがオシャレ且つカッコ良い。AOR路線の#3,#5もいいけど、やっぱりロックな#2,#6,#9が好きですね。

Track List

1. Child's Anthem
2. I'll Supply the Love
3. Georgy Porgy
4. Manuela Run
5. You Are the Flower
6. Girl Goodbye
7. Takin' It Back
8. Rockmaker
9. Hold the Line
10. Angela

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TOTO / Hydra

1979,USA

アメリカ西海岸で活躍するスタジオ・ミュージシャン6人によるバンド TOTOの2nd。

神話を題材に都会の孤独を歌ったドラマティックな#1、#2がアメリカのバンドっぽくないシリアスでプログレッシブなムード満点。
ただし、そんな中にもお馴染みTOTOホルンが使用されたり、16ビート風のグルーヴが隠されている所にスタジオ・ミュージシャンの集合体であるTOTOらしいアメリカンなインテリジェンスも感じさせます。
とにかくカッコ良い初期TOTOですが、目玉はやっぱりスティーヴ・ルカサー(G)のハイセンス且つテクニカルなギター・ソロをフィーチャーしたハード・ロック。
端整なピアノとロックするパートの対比がドラマティックな#4。
ストレートなハード・ロック#5。
デヴィッド・ペイチ(Key)のピアノとスティーヴ・ポーカロ(Key)のシンセを効果的に配した、TOTOらしいメロディアスな#7。
これらは意外にも、主にピアノをプレイするデヴィッド・ペイチが作曲。
#3、#6といったTOTOならではのコンテンポラリーAOR路線の楽曲もアクセントとなっています。

多彩なセッション・ワークから得られたであろうソウルやジャズ/フュージョンなどのコンテンポラリーな要素を、ハード・ロックという分かりやすいフォーマットに忍ばせて独自のテイストのサウンドを確立したアルバムです。

Track List

1. Hydra
2. St. George and the Dragon
3. 99
4. Lorraine
5. All Us Boys
6. Mama
7. White Sister
8. Secret Love

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TOTO / Turn Back

1981,USA

TOTOの1981年3rd。

ちょっとブランクがあったからなのか、サウンドがアメリカンな感じに変化。快活なハード・ロック・チューン#5では世を席巻したフロイド・ローズならではのフレーズが新鮮だった。今じゃ当たり前ですけどね。中間部のプログレッシブなアンサンブルがカッコ良い。ただ、#3,#4,#6と所謂AORチューンが増えてきた。

Track List

1. Gift with a Golden Gun
2. English Eyes
3. Live for Today
4. A Million Miles Away
5. Goodbye Elenore
6. I Think I Could Stand You Forever
7. Turn Back
8. If It's the Last Night

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TOTO / IV

1982,USA

TOTOの1982年4thアルバム。

もうここまで来ると完全にAOR。大ヒット・シングル#1のオシャレなスウィング感なんて、もはやハード・ロックとは別次元。#10も大ヒット。

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