GOBLIN のレビュー

GOBLIN / Roller

1976,ITALY

イタリアン・ロック・バンドGOBLINの2ndアルバムRoller。

ダリオ・アルジェント監督作品Profondo Rosso(邦題「サスペリア2」)をはじめ、数々の映画サントラを手がけてきたバンド初のオリジナル作品。

14/8+15/8拍子のアルペジオ・リフに続き、重厚なチャーチ・オルガンをバックに硬質なエレキ・ギターによるメイン・メロディが紡がれる、厳かな中にもクールなスリルを感じさせるオープニング・ナンバー#1。
「ホラー映画サントラの人達」という先入観からか、水滴の滴るSEすらついつい不気味に聴こえてしまう#2。アコギのアルペジオとシンセ(+オルガン?)からなる神秘的なパートから一転してのエモーショナルなギター・ソロが素晴らしいタッチ。
クラビネットの4小節リフを軸にモーグのメイン・メロディ、モーダルなトーンを交えたハイセンスなエレピ・ソロで構成されたファンキーかつクールなクロス・オーバー風ナンバー#3。
ピアノとアコギによる穏やかで清廉なデュオ#4。終盤にクラリネットが登場しアクセントに。
不気味で耳障りなSEからピアノのアルペジオとパワー・コードのオープニングを経て、オーボエのようなモーグのメランコリックなメイン・メロディが登場するドラマティックな#5。弾き捲くるギター・ソロ、そのバックで裏ソロとも言えるグルーヴィで派手なプレイを繰り広げるベース、細かくロールするドラム・ソロなどメンバーの技を披露しながらも、静と動の起伏、シンセをはじめとした多彩な鍵盤群でバンドの音楽性をも集約したプログレッシブ・チューン。バンド名を冠するだけあって聴き所満載の11分超大作。
不条理メロディが狂気と不気味さを醸し出す#6。

意外な展開で聴き手の予想を手玉に取るかのようなドキドキ感を織り込みながらも、メロディをキッチリと印象に残させるあたりはサントラ仕事の経験を活かしたといったところでしょうか。
とにかく各メンバーの演奏が流麗でシャープなのでメロディが引き立っています。

Track List

1. Roller
2. Aquaman
3. Snip Snap
4. Il Risveglio Del Serpente
5. Goblin
6. Dr. Frankenstein

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