JUSTINE のレビュー

JUSTINE / Justine

1970,UK

女性ボーカル2名を擁する英国のフォーク・グループJUSTINEの1970年唯一作。

美しいハーモニーを活かしたドリーミーな序盤が印象的な3部構成の組曲#1。
ボーカル・メロディがシンプルでキャッチーなわりに、それをサポートするベース・パートが意外と練りこまれたラインを持つ#2。
美しい多層コーラスでクライマックスを迎える#3。
男女ボーカルとコーラスが穏やかなムードの#4。
左右CHアコギのシンプルなバックに女性ツイン・ボーカルの美声ユニゾンとハーモニーが素晴らしい#5。
ミュージカルのような場面転換を抜群のハーモニーで演出する10分超の組曲#6。
ファズ・ギターのソロから始まり静謐なムードのボーカル・パートを経て徐々に盛り上がり、ラストは女性コーラス・ハーモニーが壮大に締めくくるドラマティックな#8。

堅苦しいトラッド臭はほぼ皆無でウェスト・コースト風サイケの影響を感じさせつつ、ジャジーに迫ったり、2人の女性ボーカル・ハーモニーがMELLOW CANDLEを想起させる部分があったりと(リリースはJUSTINEが2年早い)、メジャー志向でコンテンポラリーな作風となっています。

Track List

1. Flying/Love You More Than Is Good for Me To/Nostrils
2. She Brings the Morning with Her
3. Back to Boulder
4. Traveller
5. See Saw
6. Mini Splurge/Mr. Jones/Is That Good. That's Nice
7. Clocks/Hey I Used to Know You
8. Unknown Journey

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