LANDBERK のレビュー

LANDBERK / Riktigt Äkta

1992,SWEDEN

スウェーデンの暗黒プログレ・バンドLANDBERKの1992年1stアルバムRiktigt Äkta。

後のPAATOS結成時メンバーであるReine Fiske(G)と Stefan Dimle(B)が在籍。霧のようにうっすらと、そして時に洪水のようなメロトロンとReineの繊細なトーンによるギターが寂寥感抜群の北欧白夜のように静謐でダークで冷えびえとした音空間を醸成。それにスウェーデン語の歌詞とヘタウマなオッサン声ボーカルが土着的エキゾチックな要素を加え、独特の暗黒世界が完成している。Redの頃のKING CRIMSONから洗練とヘヴィネスを取り除き、絶対零度でフリーズ・ドライしたかのような純粋な音楽。

Track List

1. I Nattens Timma
2. Skogsrået
3. Trädet
4. Vår Häll
5. Visa Från Kallsedet
6. Undrar Om Ni Ser

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LANDBERK / One Man Tell’s Another

1994,SWEDEN

スウェーデンのプログレッシブ・ロック・バンドLANDBERKの2ndアルバムOne Man Tell’s Another。

仄かに歪ませたギターのカッティングがリードし、幽玄なグルーヴにメロトロンも絡む#1。
7/8拍子のオルガン・シークエンスが心地よいズレを生み出し、レイネ・フィスケ(G)の独特のタッチによる繊細かつ荒々しいギターが暴発寸前の狂気を滲ませる屈折チューン#2。
枯れたギターがリードし霧のようなメロトロンが叙情を加味する、クールさとメランコリーが同居した#3。全体的なムードはレイネ・フィスケとステファン・ディムレ(B)が後に結成するPAATOSに繋がるものがある。
イントロや各部に挿入されるギターによる7拍子のアルペジオをアクセントに、淡々としながらも妖しく叙情も交えて進行する#4。
幽玄なメロトロンをバックにギターのアルペジオとパーカッションの反復がトリップ感を生み出す#5。
沈み込む3拍子のバラードからリズム隊が合流して淡々としたジャジーなムードへ移行、繊細なタッチのギターが寂寥感を醸成する#6。
これまで控え目だったメロトロンが唸りをあげる(それでもまだ控え目)シンフォニックな#7。フィードバックやハウリング・ノイズまでをも巧みにコントロールした狂気のギター・ソロと端正でメロディアスなメロトロンの白玉とのギャップが強烈。

全編スウェーデン語で歌われた1stアルバムで見られた土着の妖しさとハード・ロック的な激しさは後退し、コンテンポラリーで静かな音像に移行。
そんな中、枯れたトーンと独特の微妙なタッチにより繊細な寂寥感から暴虐の狂気までを演じ分けるレイネ・フィスケのギターが孤高の輝きを放つ北欧暗黒シンフォ。決して多くを弾くことは無いものの、雄弁に各曲のカラーを表現する独創的なフレージング(とノイズ)が耳を捉えて離さない。

Track List

1. Time
2. Kontiki
3. Mirror man
4. You are
5. Rememberence
6. Valentinsong
7. Tell

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LANDBERK / Indian Summer

1996,SWEDEN

スウェーデンのプログレッシブ・ロック・バンドLANDBERKの3rdアルバムIndian Summer。

物憂げなボーカルとメロトロンも交えつつ暗く屈折したバッキングで淡々と進行する#1。
さらに沈んだトーンからスタートし、エフェクトを掛けたボーカルや静謐かつ幽玄なメロトロン、サイケな凶暴性と繊細なタッチを見事にコントロールしたレイネ・フィスケ(G)のギターが耽美な彩りを添える暗黒シンフォ#2。
暴発寸前に歪んだギターによるタテ乗りサイケ風リフからメランコリックな歌唱パートに移行する#3。
アコギや控え目なメロトロンがたゆたう霧のようなバッキングをベースに、優しい歌メロをフィーチュアした#4。
グルーヴィなリズムが陶酔感をもたらすダークなサイケ・ポップ#5。
急かすようなスネアのヒットが息苦しい緊張感を聴き手に与える#6。
殆ど弾かないのに存在感あるギターと沈鬱なボーカルによるユニゾンに妖しくカラフルなフックを交えて展開。後半のゲスト女性ボーカルをフィーチュアしたクールでメランコリックなリフレインは、後のPAATOSのプロトタイプのようでもある耽美シンフォ・チューン#7。
Indian Summer=小春日和でありながら、孤独に凍えるようなギターと消え入るようなボーカルによる寂寥感に満ちたデュオ#8。

メロディはメランコリックなのに決して大仰にならず、クールな一線を越えないストイックさはニュー・ウェーヴを通過したものにしか出せない独特のプログレ。
暗く凍てつく北欧の冬を想起させながら、何故か炭火のような暖かさも内包した独特のオーガニックなサウンドは、レイネ・フィスケとステファン・ディムレ(B)が後に結成するPAATOSに継承されることになる。

Track List

1. Humanize
2. All Around Me
3. 1st Of May
4. I Wish I Had A Boat
5. Dustgod
6. Dreamdance
7. Why Do I Still Sleep
8. Indian Summer

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