ZOMBIES のレビュー

ZOMBIES / Odessey & Oracle

1968,UK

英国のサイケ・ポップ・バンドZOMBIESの1968年2nd。

2005年頃、日産のティーダという車のCMで#12が使用されていました。この曲がアメリカで大ヒットした1969年には実はバンドは既に解散。 中心人物のロッド・アージェント(Key/Vo)は、ZOMBIESを再結成してのツアーのオファーに大金を積まれるも、既に自らの名を冠したバンドARGENTの活動に歩を進めており、それを断ったという男気溢れるエピソードも。そのかわり偽者が堂々と集金ツアーをしてたとか。大らかな時代だったんですね。そんなロックなロッド・アージェントですが、このアルバムのサウンドの方は甘くて切ない胸キュン・ポップが満載。 アレンジも時代を反映してか総じてシンプルですが、アクセントとして多用されるメロトロンが甘酸っぱさを増強してますね。プログレ3種の神器みたいに言われるメロトロンですが、BEATLESが使ってからこの頃までは、割とサイケなアイテムだったんですね。

Track List

1. Care of Cell 44
2. A Rose for Emily
3. Maybe After He's Gone
4. Beechwood Park
5. Brief Candles
6. Hung Up on a Dream
7. Changes
8. I Want Her, She Wants Me
9. This Will Be Our Year
10. Butcher's Tale (Western Front 1914)
11. Friends of Mine
12. Time of the Season

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