PORCUPINE TREE のレビュー

PORCUPINE TREE / Closure/Continuation

2022,UK

13年ぶりのリリースとなったPORCUPINE TREEの11thアルバム。

ベースのリフに導かれた硬質なムードを切り裂くヘヴィなギターが爽快な#1。
スティーヴン・ウィルソン(G/Vo/B)のソロに近い感触のメロディアスな歌唱パートと金属的な器楽パートが交互に展開する#2。
ドラムとシンクロしたヘヴィな不条理リフと妖艶なスキャットが印象的な#3。
英国っぽいメロディアスな歌ものを軸に、浮遊感ある深遠なサウンドスケープなどを交え感動を増幅させる#4。
様々な歌唱表現と変拍子に乗せた緻密なアレンジで静と動を聴かせる#5。
ミステリアスかつスペイシーな#6。
アコギがメランコリックなムードを醸成する前半から、軋む様なヘヴィ・ギターがアンサンブルをリードする後半へ移行する#7。

ベーシストが不在。スティーヴン・ウィルソン、リチャード・バルビエリ(Key)、ギャヴィン・ハリソン(Dr)によって制作。
アルバム・タイトルClosure/Continuationは閉鎖か継続か、どう転ぶかわからないバンドの将来に含みを持たせたものらしい。
スティーヴン・ウィルソンのソロではバラエティに富んだポップ寄りな作風でメインストリート感が眩しかったが、バンドPORCUPINE TREEではよりダークで深遠な世界を醸成。

Track List

1. Harridan
2. Of the New Day
3. Rats Return
4. Dignity
5. Herd Culling
6. Walk the Plank
7. Chimera's Wreck

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カテゴリー: PORCUPINE TREE

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