FLOWER KINGS のレビュー

FLOWER KINGS / Banks Of Eden

2012,SWEDEN

ドラマーにフェリックス・レーマン(Dr)を迎えた再始動FLOWER KINGSの5年ぶりとなるアルバムBanks Of Eden。

25分超の大作#1から往年のFLOWER KINGS節が炸裂。
モーダルでミステリアスなメインの歌メロを終盤にはメジャー調に変化させる心憎い演出に加え、ロイネ・ストルト(G/Vo)やトマス・ボーディン(Key)のオルガンなど楽曲のカラーを決定する楽器群のトーンがオーガニックで生々しく、適度な空間的余裕とあいまって演奏そのものを純粋に楽しめるアレンジが素晴らしい。
エンディングはメロディをあえて解決する音で終わらせず、余韻を残して伏線を匂わせます。
イントロのプログレ然とした上り詰めるようなシンセの単音リフにギターが絡み、スペイシーなムードのボーカル・パートに移行する#2。ギター・ソロではナチュラル・ディストーションのトーンが活き活きしています。
ミステリアスなムードで7拍子中心に進行する#3。
シンセとギターによるメイン・リフ、ロイネの深みある歌唱とエモーショナルなギター・ソロなど、随所に顔を出す叙情的メロディと静動の起伏でドラマティックに仕上がった初期の叙情を彷彿させる#4。
#1のメイン・メロディを今度はマイナー調に変化させ壮大なスケールで展開する#5。#1の伏線をここで解決するというよくあるパターンながら、これだけのクオリティでやられると誰からも文句は出ないでしょう。

ボーナス・ディスクはシリアスな新作のカラーとは違った4曲を収録。
FLOWER KINGSらしいバラエティに富んだ秀作揃いで、歌にギターにロイネのカラーが前面に出ているのが嬉しく、大いに楽しめます。

ロイネの苦味を抑えた歌唱がイイ感じの、伸びやかなシンフォニック・ポップ#1。
リズムのアクセントを巧みに使ったキャッチーな#2。
メロウなインストゥルメンタル#3。
ジミヘン・スタイルなリフを軸にしたレトロなロックの意匠とメロトロンなどプログレな要素が融合した#4。

待望の新作は全体的にロイネのカラーが濃く、新加入のフェリックス・レーマンのドラミングも軽やかなフィルやボーナス#2冒頭の3拍子で4連を叩く意外性のあるフレージングなど、他メンバーを触発するバンドのエンジン役として貢献。

Track List

1. Numbers
2. For The Love Of Gold
3. Pandemonium
4. For Those About To Drown
5. Rising The Imperial

Bonus Disc
1. Fireghosts
2. Going Up
3. Illuminati
4. Lo Lines

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