BLACK SABBATH のレビュー

BLACK SABBATH / Vol.4

1972,UK

BLACK SABBATHの4thアルバムVol.4。

トニー・アイオミ(G)の叙情的なオープニング・ソロ、オジー・オズボーン(Vo)が歌うミクソリディアン・モードのメロディと緩急によるヒネリを加えた展開が印象的な#1。
ヘヴィな躍動感がリードする中、神秘的とも言えるパートが挿入された#2。
シンプルなピアノとスペイシーなメロトロンによる伴奏をバックにした寂寥感漂う美しいバラード#3。
サウンド・エフェクトをフィーチャーした実験的な#4。
ギーザー・バトラー(B)のうねるベース・ラインとビル・ワード(Dr)のド派手なシンバル・ワークがリードするタテ乗りビートの#5。
ヘヴィなリフに叙情味を加えドラッグをテーマにした構築度の高い代表曲#6。
ドゥーミーなオープニングから一転して高揚感ある歌唱パートへ展開する#7。
アコギとストリングスによる美しいインストゥルメンタル・ナンバー#8。
ヘヴィネスとキャッチーなリフが同居した#9。
アップテンポのパートを挿入し終盤はドラマティックな展開も見せる、引き摺るようにヘヴィなドゥーム・ナンバー#10。
等々、ドラッグの助けもあったのかも知れませんが、単なるヘヴィ・ロックに収まらないプログレッシブな構成を持った楽曲群が収録されたアルバムです。

Track List

1. Wheels of Confusion/The Straightener
2. Tomorrow's Dream
3. Changes
4. FX
5. Supernaut
6. Snowblind
7. Cornucopia
8. Laguna Sunrise
9. St. Vitus Dance
10. Under the Sun/Every Day Comes and Goes

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