BLACK SABBATH のレビュー

BLACK SABBATH / Heaven and Hell

1980,UK

BLACK SABBATHの1980年9thアルバムHeaven and Hell。

脱退したオジー・オズボーンの後任に迎えられたのは、何とRAINBOWを脱退したロニージェイムズ・ディオ(Vo)。

小気味良くドライブするリフにロニーの堂々としたコブシ回しの歌唱が乗ることで、従来の”おどろおどろしさ”に”気品”や”威厳”が取って代わった事を印象付けるオープニング・チューン#1。
ロニーという新たな水先案内人を得て、リフ・マスター トニー・アイオミ(G)の創造性も大いに刺激されたのか、叙情的なアルペジオとヘヴィなリフによる対比がより鮮やかな#2。
ギーザー・バトラー(B)のベースがうねる、邪悪なリフを持ちながらもコンパクトかつキャッチーに仕上がった#3。
荘厳なリフとクワイヤによる硬軟織り交ぜたサウンド、表現力豊かなロニーの歌唱、スリリングな場面転換、といった最高の要素が完璧な融合を果たし、シンフォニックな様式美BLACK SABBATHの到達点となった#4。
と、アナログA面の完成度は異常な程高いです。
B面は、割とストレートなハード・ロック#5,#7では未だ探り合い状態のような煮え切らなさも感じられますが、疾走するカッコ良いハード・ロックにロニーのクリーンな歌唱を活かした静寂パートを織り交ぜ、ドラマティックな展開を見せる#6や、泣きのギターをフィーチャーしたBLACK SABBATHならではの叙情を感じさせる#8などを擁す事で及第点以上の出来。

それまでのBLACK SABBATHの楽曲に散在していた起伏や静動といった要素が、ロニーの持ち込んだ様式美テイストとのケミストリーによって、明確に構築されたドラマティックなものに進化したHR/HM史に残る名盤。

Track List

1. Neon Knights
2. Children of the Sea
3. Lady Evil
4. Heaven & Hell
5. Wishing Well
6. Die Young
7. Walk Away
8. Lonely is the Word

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