RATT のレビュー

RATT / Detonator

1990,USA

BON JOVI等の仕事で知られるデズモンド・チャイルドをエグゼクティブ・プロデューザーに迎え起死回生を狙ったRATTの1990年5thアルバムDetonator。

ウォーレン・デ・マルティーニ(G)によるブルーズ・キターのオープニングからピック・スクラッチを合図にザクザクしたリフに突入する#1~#2でドラマティックにスタート。
RATT版ブルーズ・ロックの#3。
ウォーレンのスライド・ギターが新たな息吹を送り込む縦ノリのグルーヴが躍動する#4、
爽やかな王道アメリカン・ハード・ロックをRATTらしく消化した#5。
ファンキーな#8。
このあたりの楽曲には、バンド・サウンドの進化をオーソドックスなロックへの原点回帰に求めた意図が感じられます。
全体的に意外と影の薄いデズモンド・チャイルドも、キャッチーな#9やシンセを取り入れたバラード#10ではかなり口出しした様子が伺えます。
そしてラストは初期の頃からのお蔵入りだったミステリアスでハードなナンバー#11。ロビン・クロスビー(G)の作曲クレジットが2曲のみと、この頃からドラッグの影響もあったのか生彩を欠いているのが気になりますが、ここに来てRATTは完全にプレイ/楽曲共にオーソドックス路線を目指すウォーレンのバンドになりましたね。
前作での迷いが吹っ切れたかのような、この時点での”ウォーレンによる”RATTらしさを表現した作品に仕上がりました。しかし、グランジ勢の台頭もありRATTは失速、1992年に解散します。

Track List

1. Intro to Shame
2. Shame, Shame, Shame
3. Lovin' You's a Dirty Job
4. Scratch That Itch
5. One Step Away
6. Hard Time
7. Heads I Win, Tails You Lose
8. All or Nothing
9. Can't Wait on Love
10. Givin' Yourself Away
11. Top Secret

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