SPOCK'S BEARD のレビュー

SPOCK’S BEARD / The Oblivion Particle

2015,USA

アメリカのプログレッシブ・ロック・バンドSPOCK’S BEARDの12thアルバムThe Oblivion Particle。

静と動の対比、ダイナミズムと各パートのタイトなアンサンブルで聴かせる典型的なSPOCK’S BEARDチューンの#1。
爽やかな3声コーラス、深遠なメロトロン、耳にひっかかる奇妙なリフなど様々な要素が違和感なく展開。アレンジの妙が冴える#2。
アコギとフルート風シンセの音色が印象的。アメリカンなポップさがの中に自然な拍子チェンジも交えたキャッチーな#3。
ジミー・キーガン(Dr)がリード・ボーカルを担当。シタールやマンドリンを使用したレトロなムードの中に不思議と未来感覚を合わせ持った#4。
マイナー調のメロディックな歌ものナンバー#5。
ドラマティックな切り返しや妖しいメロディに次々と展開していくインスト・パートなど、シアトリカルな要素が満載の#6。
ピアノのエチュード風フレーズから始まり、ミステリアスとコミカルが同居したSPOCK’S BEARDらしいリフレインを経てスケール感のあるキャッチーなシンフォニック・ロックに移行する#7。インスト・パートではシンセとギターのクラシカルなハーモニー・プレイで聴かせる。
スペイシーなスケール感を持ったミディアム・スローの思索系ナンバー#8。
KANSASのデヴィッド・ラグスデール(vln)が参加したスリリングなインスト・パートを内包したセンチメンタルなバラード#9。

テッド・レオナルド(Vo)とジミー・キーガンが加わった前作と同じメンツで制作。テッド・レオナルドは#2、#3を作曲するなど創作面でも存在感を確立。
キャッチーな歌メロと捻ったクセのあるアレンジというSPOCK’S BEARDらしさは相変わらずだが、全体的には普遍的なアメリカン・ロック成分が増えた印象。そんな中、#1のソロでのアグレッシブなアーミングや#7のトレモロを掛けたオブリガードなど、アラン・モーズ(G)が随所に個性を発揮。全編に渡って使用されるメロトロンとあいまって、SPOCK’S BEARDとしての記名性を高めている。

Track List

1. Tides of Time
2. Minion
3. Hell's Not Enough
4. Bennett Built a Time Machine
5. Get Out While You Can
6. A Better Way to Fly
7. The Center Line
8. To Be Free Again
9. Disappear

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