SPIRITUAL BEGGARS のレビュー

SPIRITUAL BEGGARS / Ad Astra

2000,SWEDEN

マイケル・アモット(G)率いる70年代ロックのグルーヴとフレイヴァーを持ったスウェーデンのバンドSPIRITUAL BEGGARSの2000年4th。

本作よりペル・ヴィバリ(Key)がメンバーとして正式にクレジットされており、オールド・スクールなオルガン・サウンドを中心にフェンダー・ローズ、メロトロンなども駆使し、リフ、バッキング、ソロと全編で活躍しております。ギターとオルガンによるグルーヴィなリフで早くも独特の音世界に引きずり込む#1。現代的ブルーズ・ロックをベースに、ギター・ソロではマイケルの官能的なフレーズを聴かせる#2。性急なリフから一転し、ユニークなコードを使ったバッキングが新鮮な#3。轟音リフとメロウなアルペジオ&コーラス・パートのコントラストにハッとする#4。ヘヴィなリフとクラシックHRのテイストが融合した#5。空間を活かしたリフからのメロディアスな展開が秀逸な#6。グルーヴィなシャッフルをベースにTHIN LIZZY風なギターのオブリガードがニヤリとさせる#7。ディレイを使用したSEによるトリップ感と広がりのあるサビでスケールの大きさを感じさせるミディアム・テンポの#8。BLACK SABBATH風なうねるリフを持ちながらも、カラフルかつキャッチーに展開する#9。ルディック・ヴィット(Dr)の叩き出す様々なビートがリードする#10。サビのハンド・クラップも良い感じです。バンドが一体となって音塊をぶつけ、ハード・ロックの醍醐味を体現した#11。トレモロを効かせたローズでメロウに進行しオルガンやメロトロンで陰影を加えた前半から、ブ厚いリフの登場と共にギター・ソロとオルガン・ソロをフィーチャーしドラマティックな盛り上がりを見せる#12。ギターのエッジが立った現代的なサウンドで、クラシック・ロックのテイストを巧く消化した独自のハード・ロックが楽しめます。

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