SPIRITUAL BEGGARS のレビュー

SPIRITUAL BEGGARS / Demons

2004,SWEDEN

マイケル・アモット(G)率いるスウェーデンのハード・ロック・バンドSPIRITUAL BEGGARSの2004年6th。

脱退したロジャー・ニルソン(B)に代わりARCH ENEMYでマイケルと同僚のシャーリー・ダンジェロ(B)が加入。しかし既に、マイケルのリフ・センスと泣きのギター、ルディック・ヴィット(Dr)の”メロディアス”なドラム、JB(Vo)の猛々しくも巧いボーカル、ペル・ヴィバリ(Key)のヴィンテージ・キーボードが醸成するバンドとしてのフレーヴァーは確立されており、本アルバムで打ち出された強力な楽曲群のベクトルにはいささかのブレもありません。重厚なオープニング#1に続き、スローな叙情パートを織り交ぜアップテンポで飛ばす#2。豪快なリフを軸とワウを絡めたメロディアスなソロを聴かせる#3。歯切れ良いキャッチーなギター・リフと底辺を支えるベースのラインが融合して独特なグルーヴを生み出す#4。JBの深みある歌唱がダーティなオルガンに乗るブルージーな序盤から3連のグルーヴがTHIN LIZZYを彷彿させる後半へと展開する#5。シンプルなブルーズ・ベースのヘヴィ・ロックにメランコリックなムードを加えた#6。ワウとコード・ヴォイシングがジミヘン風なリフがリードしつつサビがメロディアスで印象的な#7。緊張感あるリフをアクセントにボーカル・パートではブルージーに展開する#8。#8のテーマ・メロディを軸にピアノやメロトロンで清廉かつ静かに、何となくアジアン・テイストなムードでリプライズした#9。B♭の重低音キーでアルバム随一のヘヴィで邪悪なリフがのたうつ#10。ユニークなリフと試走するボーカル・パートの起伏が面白い#11。歪んだエレピのソロをフィーチュアした、躍動するパートとメロウに聴かせるパートを持つ3連リズムの#12。厳かな中にもダーティに歪んだオルガンの白玉をバックに、JBのマイルドで深みのある歌唱がドラマティックなメロディを紡ぐ#13。70年代ハード・ロック・バンド達のリフやフレーズそのものを拝借するのでは無く、あくまでもオリジナルでいながら上手に先達が漂わせていたムードとかグルーヴを滲み出させるセンスが素晴らしいです。

Track List

1. Inner Strength
2. Throwing Your Life Away
3. Salt in Your Wounds
4. One Man Army
5. Through the Halls
6. Treading Water
7. Dying Every Day
8. Born to Die
9. Born to Die (Reprise)
10. In My Blood
11. Elusive
12. Sleeping with One Eye Open
13. No One Heard

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