SUPERTRAMP のレビュー

SUPERTRAMP / Crime of the Century

1974,UK

英国のロックバンドSUPERTRAMPの1974年3rdアルバム。

2人のソングライター、ロジャー・ホッジスン(Vo/G/Piano)とリチャード・デイヴィス(Vo/Key)による適度なウェット感とPOP感覚を兼ね備えたメロディーにプログレッシブな要素が相まった親しみやすくもヒネったサウンドが特徴。高音中心で少々クセのあるロジャーと中音域中心でストレートなリック、という2人のヴォーカリストのキャラクターもサウンド面での幅を持たせる要因に。#5などでSUPERTRAMPサウンドのカギともいえる”プアマンズ・ローズ”ウ-リッツァーのひしゃげたような独特のトーンも活躍。#3、#4、#6など6~7分台の楽曲を普通に配する所も売れ線狙いとは一線を画すバンドのプレゼンスを主張してます。それと忘れちゃいけないのが、ジョン・アンソニー・ヘリウェルによるサックスやクラリネットが醸しだす何とも言えないペーソス感。物悲しいんですが、暖かみもあり、少々とぼけた風でもあるこの感じ。それに気付いた時にはもう虜です。

Track List

1. School
2. Bloody Well Right
3. Hide in Your Shell
4. Asylum
5. Dreamer
6. Rudy
7. If Everyone Was Listening
8. Crime of the Century

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カテゴリー: SUPERTRAMP

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