KULA SHAKER のレビュー

KULA SHAKER / K2.0

2016,UK

英国のサイケでポップなラーガ・ロック・バンドKULA SHAKERの5thアルバムK2.0。

タイトルは1stアルバムのKから20周年であることと、その進化形としてのバージョン2.0を意味するものだろうか。

シタールの響きがムードを盛り上げるKULA SHAKERのパブリック・イメージを体現するラーガ・ロック#1。
サビでの豪快なギターとランニング・ベースがカッコ良いポップ・チューン#2。
意表を突いたフォークロア風ダンス・チューン#3。
ベース・ラインがリードするダンサブルな曲調にペーソスを織り込んだ#4。
メランコリックなフォークから骨太なギター・ロックに移行する#5。
シタールのソロをフィーチュアした素朴なカントリー・フォーク#6。
シタールと妖しげな女性コーラスが初期のサウンドを彷彿させるクールなラーガ・ロック#7。
印象的な口笛が西部劇風なテイストを漂わせた#8。
メランコリックなインド風フォーク#9。
リフとファンキーなカッティングによるクールネスとサビでのキャッチーなパッションが対比する#10。
マントラの怪しい響きが耳から離れないカッコ良いロック・チューン#11。

全体的には前作Pilgrims Progressのフォークロア路線を色濃く継承しつつ、初期の躍動感も復活。最大の持ち味であるインド及びサイケなテイストを適度にまぶしてKULA SHAKERにしかできない世界が表現されている。
ただし、従来のようなオルガンやメロトロン等のキーボード類は大幅に減少しカラフル度は低下。アコギやマンドリンなどのアコースティック楽器のフィーチャー度をアップさせた渋いサウンドに、楽曲に応じてクリスピアン・ミルズ(G/Vo)が多彩な歌唱を聴かせバラエティを加える大人な演出を施している。
フォーキーなテイストが初期のインド風味のカッコ良いロック・サウンドと融合、年輪を重ねたからこそ成し得た現在のKULA SHAKERサウンドこそがKULA SHAKERのバージョン2.0ということなのだろう。

Track List

1. Infinite Sun
2. Holy Flame
3. Death of Democracy
4. Love B (with U)
5. Here come my Demons
6. 33 Crows
7. Oh Mary
8. High Noon
9. Hari Bol (the sweetest sweet)
10. Get Right Get Ready
11.Mountain Lifter

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カテゴリー: KULA SHAKER

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