EUROPE のレビュー

EUROPE / Prisoners in Paradise

1991,SWEDEN

スウェーデンのヘヴィ・メタル・バンドEUROPEの5thアルバムPrisoners in Paradise。

前作Out of this Worldが思うようなセールスを上げる事ができず、正念場を迎えたバンドはレコード会社の提案を受け入れることに。
それはRATT等でお馴染みのプロデューサー ボー・ヒルの起用と外部ライターとの楽曲共作でした。
冒頭#1~#3と#10が共作ですが、単にアメリカンで凡庸な楽曲。ジョーイ・テンペスト(Vo)ら、メンバー自身のペンになる楽曲も方向性はほぼ同様なので、バンドにも焦りがあったのかも知れません。
空間処理も前作での適度なウェット感が取り払われ、カラっとドライに。キー・マルセロ(G)のギターもエッジが立ったようなサウンドに変わり、ミック・ミカエリ(Key)のキーボードも大幅に減少しました。
これがポップ過ぎた前作の反省に基づくものだとすると、それはあまりにも単純というか早計というか、ともかくこの路線変更により、ヨーロピアンな叙情とか気品といった従来のEUROPEらしさまで失われてしまいました。

それでも、QUEENばりのギター・オーケストレーションがドラマティックかつメロディアスな#7や緊張感ある展開からメロディアスなサビに繋がる#12など、素晴らしい楽曲も存在しているだけに、路線変更ミスが惜しい1枚。
バンドはこの後1992年に活動停止。事実上の解散状態に陥ってしまいます。

Track List

1. All Or Nothing
2. Halfway To Heaven
3. I'll Cry For You
4. Little Bit Of Lovin'
5. Talk To Me
6. Seventh Sign
7. Prisoners In Paradise
8. Bad Blood
9. Homeland
10. Got Your Mind In The Gutter
11. 'Til My Heart Beats Down Your Door
12. Girl From Lebanon
13. Government Man
14. A Long Time Comin'

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カテゴリー: EUROPE

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