GREENSLADE のレビュー

GREENSLADE / Greenslade

1973,UK

元COLOSSEUMのデイヴ・グリーンスレイドが中心となって結成されたツイン・キーボード、ギターレスの4人組GREENSLADEの1973年1st。

ロジャー・ディーンによる淡いグリーンを基調にしたジャケットがステキです。ロックン・ロールやブルーズをベースに変拍子やメロトロンのソロをフックに個性的に迫る序盤は、左右のオルガンの絡みつくような展開が少なくおとなしい感じ。
ところが、ユニークなメロディの歌モノ#3,#4を挟んだ後半は怒涛のプログレッシブ・ワールド。左右オルガンのアレンジが絶妙な上、メロトロンやモジュレーションをかけたベースソロで起伏ある展開を見せるインスト#5。
ダーティなオルガンが引き摺るようなヘヴィ・グルーヴをもたらす右CHと、白玉のメロトロンが緊迫感を煽る左CHの対比が見事な#6。
ミステリアスなピアノに導かれる序盤からメロトロンとオルガンが分厚く立ち込める中盤、エレピやオルガンのソロが舞い踊る終盤とカラフルに迫る#7。
やはりこの辺が一番の聴き物でしょう。
KING CRIMSONの3rdで叩いてたドラムのアンディ・マカロックもステディ且つテクニカルなプレイでサウンドを支えてます。

Track List

1. Feathered Friends
2. English Western
3. Drowning Man
4. Temple Song
5. Melange
6. What Are You Doin' to Me?
7. Sundance

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GREENSLADE / Bedside Manners Are Extra

1973,UK

GREENSLADEの1973年2ndアルバムBedside Manners Are Extra。

全6曲で歌モノ/インストが半々。歌モノ#1,#3#,5では美しいメロディを軸にヒネリや変拍子、ソロ・パートがアクセントに。インスト#2,#4,#6はタイトなアンサンブルとカラフルな鍵盤群が圧巻です。

#1はバラード・タイプのPOPな曲調ながら、シンセやメロトロンがアクセントとなり、歪ませたエレピがドリーミングなフレーズでソロを奏でます。
#2はメロトロンが霧のように埋め尽くすイントロから、オルガン主導の3連系ハード・ロックなインストに。終盤の左右CHで追いかけっこのようにメロディックなフレーズを応酬するダブル・オルガンとバックで神々しく鳴り響くメロトロンが高揚感抜群でトリ肌モンです!
#5はエレピ主導による変拍子の歌モノ。ジャジーなムードの中上手くは無いが囁くようなVoがイイ味出してます。

ダーティなエレピがクールなフレーズを連発して活躍。ジャズやブルースのフィーリングをセンス良く配したフックのあるハード・ロックが、カラフルなキーボードを中心にタイトな演奏で楽しめる1枚です。

Track List

1. Bedside Manners Are Extra
2. Pilgrims Progress
3. Time to Dream
4. Drum Folk
5. Sun Kissed You're Not
6. Chalk Hill

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