GILGAMESH のレビュー

GILGAMESH / Gilgamesh

1975,UK

後にHATFIELD AND THE NORTHとの混成バンドNATIONAL HEALTHに発展するGILGAMESHの1975年作。

アラン・ゴウエン(Key)を中心にジャズ方面のメンツで構成された為か、音使いや延々と続くアドリブがジャケットのPOPなイメージとは裏腹に難解。しかし、そこはデイヴ・スチュワートのプロデュース力でロックな耳にも耐えうる大衆性を確保。エレピとアコギによる美しいメロディにまろやかなムーグが絡む#4、フィル・リー(G)による優しいアコギのソロ#6などでホッとする瞬間もあり、難解なジャズ・ロックに対峙する聴き手の集中力を保ってくれてます。
各パートのプレイが上手過ぎて逆にクールに過ぎ去っていく中・長尺曲#1,#5では困惑する場面もあったりするが、8分弱の#7は別。比較的明快な変拍子メイン・テーマとアドリブ・パートの線引きがはっきりしており、スリリングな演奏を余裕で楽しめます。終盤のアマンダ・パーソンズ(Vo)によるコーラス部での音の質感はHATFIELDやNATIONAL HEALTHそのものです。

Track List

1. One and More/Phil's Little Dance-For Phil Millers Trousers/Worlds of Zin
2. Lady and Friend
3. Notwithstanding
4. Arriving Twice
5. Island of Rhodes/Paper Boat/As If Your Eyes Were Open
6. For Absent Friends
7. We Are All/Someone Else's Food/Jamo and Other Boating disasters-from the holiday of the same name
8. Just C

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