WHITESNAKE のレビュー

WHITESNAKE / Saints and Sinners

1982,uk

WHITESNAKEの5th。

アルバム完成時にはギャラ等の問題でメンバー全員がデイヴィッド・カヴァーデール(Vo)に解雇されており、レコーディング・メンバーのクレジットは無いが、メンツは前作同様。一部バッキング・コーラスに後に正式メンバーとなるメル・ギャレイが参加しています。

溌剌とした中に叙情も織り込んだオープニング・ナンバー#1。ミッキー・ムーディ(G)のスライド・ギター・ソロをフィーチュアしたブギ#2。ロックン・ロール・ナンバー#3。ミディアム・テンポの#4。ヘヴィなブルーズ・ロック#5。軽快なシャッフルの#7。ジョン・ロードのピアノがバッキングとソロで活躍するロックン・ロール#8。ギターのハーモニー、オルガン・ソロをフィーチュアした、クラビネットの小気味良い16分刻みがリードする#9。ブルーズ・ロック#10。
等々、楽曲はWHITESNAKEお馴染みの黄金パターンによるブルージーなハード・ロックでソツ無くまとまっており、バンド内の問題を感じさせないヴェテランならではの円熟の出来映え。
そんな中、オルガンの厳かなバッキングからハード・ロックへドラマティックに展開するキャッチーな#6が異彩を放っています。#6は#5と共に後に1987年のWhitesnakeにてリメイクされます。

Track List

1. Young Blood
2. Rough an' Ready
3. Bloody Luxury
4. Victim of Love
5. Crying in the Rain
6. Here I Go Again
7. Love an' Affection
8. Rock an' Roll Angels
9. Dancing Girls
10. Saints an' Sinners

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カテゴリー: WHITESNAKE

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