LED ZEPPELIN / Led Zeppelin IV
1971,UK
LED ZEPPELINの4thアルバム、通称Four Simbols。
前作のフォーク路線が一部評論家からバッシングを浴びた事へのバンド側からの回答が、このタイトルもバンド・ロゴも無いジャケット・アート。先入観無しに、純粋に音楽で評価してくれ!ということだったようです。レコード内袋には#4の歌詞がプリントされ、メンバー各人を象徴したとされる謎の4つのシンボルが記載されていたことから、Four Simbolsとも呼ばれています。
トリッキーなリズムの捻りを加えたハード・ロック・ナンバー#1。
ウラから入るジョン・ボーナム(Dr)のフィルが超有名な典型的ロックン・ロール・ナンバー#2。冒頭2曲でつかみはOK。
サンディ・デニーをゲストに招いた神秘的なトラッド・フォーク#3。ライブではジョン・ポール・ジョーンズ(B)がトリプル・ネックのマンソン・ギター(俗称キングギドラ!?)で参戦するのも有名です。
この#3から、フォークとハード・ロックが有史以来最高の融合を果たす全人類のアンセム#4までの流れが最高ですね。ジミー・ペイジ(G)によるアコギとエレキをブレンドさせたアルペジオ、リコーダーの美しい響き、ドラムが入る瞬間の興奮、そしてロバート・プラント(Vo)の魂のシャウト。もう完璧ですね。
感動の余韻に浸りながらレコードをひっくり返して臨む#5以降のアナログB面は、ジョン・ボーナムのアンビエント感いっぱいのビッグなドラムとリズムのトリックが楽しめる#5、#6、#8に加え、透き通るアコースティック曲#7でアクセントを付けた構成も素晴らしいです。
又、アルバム全編に漂う静かで冷たい感触が、このアルバムの一種独特なムードを醸し出しているんですよね。
Track List
1. Black Dog
2. Rock 'n' Roll
3. Battle of Evermore
4. Stairway to Heaven
5. Misty Mountain Hop
6. Four Sticks
7. Going to California
8. When the Levee Breaks
カテゴリー: LED ZEPPELIN