KARNATAKA のレビュー

KARNATAKA / Secrets of Angels

2015,UK

アイリッシュ・ダンス方面の活動と平行し2012年に新加入したヘイリー・グリフィス(Vo)をフィーチュアしての初スタジオ作となるKARNATAKAの5thアルバムSecrets of Angels。

厳かなストリングスで幕を開け、シンフォニックな中にエキゾチックなアラビア音階のモチーフを加えたKARNATAKAらしい#1。
ピアノとストリングス・セクション、緊張感あるブリッジ・パートにゴシックの薫り漂う#2。
ゴシカルで荘厳なイントロや重層クワイヤとストリングスを配し、サビでは凛としながらも清涼感あるメロディで開放感を得る#3。
静かなオープニングから一転し、ヘヴィなバッキングが入るパートからゴシック色を増す#4。
端正なストリングのバッキングが彩りを加えるヴァースととキャッチーなサビを対比させた#5。
中音域で情感たっぷりに歌うパートでヘイリー・グリフィスが表現力を発揮するバラード#6。
ポジティブなムードが溢れる優美なシンフォニック・ナンバー#7。
トロイ・ドノックリーのイリアン・パイプをフィーチュアしたトラッド風ケルト・パートとストリングスも交えた壮大なシンフォニック・パートが行き来する20分超の#8。ハープとスキャットの神秘的なコラボ・パートや緩急を交えた展開でドラマティックに聴かせるエピック・チューン。

ここ数作は作品ごとにシンガーが交代するKARNATAKA。音楽性もその都度変化し、今回はリヴ・クリスティン(LEAVES’ EYES、ex.THEATRE OF TRAGEDY)を彷彿させるヘイリー・グリフィスのエンジェリック・ヴォイスにインスパイアされたのか、ゴシック・メタルの作法を大幅に導入。
元々シンフォニックなサウンドとの融和性が高いゴシック・テイストと存在感あるヘイリー・グリフィスの歌唱がKARNATAKAサウンドの幅を広げる効果をもたらしている。

Track List

1. Road To Cairo
2. Because Of You
3. Poison Ivy
4. Forbidden Dreams
5. Borderline
6. Fairytale Lies
7. Feels Like Home
8. Secrets Of Angels

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