KARNATAKA のレビュー

KARNATAKA / Delicate Flame of Desire

2003,UK

ウェールズの女性ボーカル シンフォニック・ロック・バンドKARNATAKAの2003年3rdアルバムDelicate Flame of Desire。

朝霧のような柔らかな感触のシンセのオーケストレーションに、新メンバー アン=マリー・ヘルダー(Fl/Vo)によるケルティックなメロディのフルートとレイチェル・ジョーンズ(Vo)の美声スキャットがたゆたう序曲的なインストゥルメンタル#1から早くも独特のムードが全開。
続く美しいコーラス・ハーモニーで幕を開ける瑞々しいタッチの#2。
竪琴のような音色のアルペジオにモーダルな歌メロが乗る#3。
穏やかなAメロから少々マイナーなフックを挟んで美しく爽やかなサビのコーラスでサウンドがパッと広がる#4。
ミステリアスなメロディがコンテンポラリーなテイストを醸し出す、サビの節回がエキゾティックな#7。
サビの胸を締め付けるようなメロディが堪らない、アコギのカッティングをバックにレイチェルが落ち着いたトーンで歌う#8。
自然な7/8拍子に乗って神秘的な清廉さを感じさせるボーカル・パートを中心に、SEによるアンンビエントなパートを交えてドラマティックに展開する#9。
等々、前作よりも透明感とメロディのレンジを増したレイチェルのボーカルが、優雅なパッド系トーンを中心としたシンセのオーケストレーションと優しい女声コーラスによるシンフォニック度増量のアレンジに抜群の相性を見せ、穢れの無い蕩けるような至福のひと時を味わわせてくれます。

Track List

1. Karnataka
2. Time Stands Still
3. Delicate Flame Of Desire
4. After The Rain
5. Strange Behaviour
6. The Right Time
7. One Breath Away
8. Out Of Reach
9. Heart Of Stone

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