OPIUM CARTEL のレビュー

OPIUM CARTEL / Valor

2020,NORWAY/SWEDEN

WHITE WILLOWのヤコブ・ホルム・ルポ(G/Key/Vo)を中心としたプロジェクトOPIUM CARTELの3rdアルバムValor。

ゆったりとした7拍子に乗るドリーミー・フォーク#1。
優しい歌唱の温かみと枯れた味わいのギターによる寂寥感が不思議なムードを醸し出す#2。
ミュンミュンしたポルタメントたっぷりのシンセがリードする浮遊インストゥルメンタル#3。
快活なエレクトロ・ポップ・チューン#4。
シンセやギターによる霧のようなサウンドスケープに時折ダークな色彩も挿入したミステリアスな#5。
80年代風が逆に新鮮なポップ・チューンの前半から後半は思索系インストへと展開する#6。
生のストリングスとシンセやエフェクトが融合し、神々しさも漂うシンフォニック・フォーク#7。
AIRBAGのBjørn Riis(G)の哀愁ギターにメロトロンが絡むメランコリックなインストゥルメンタル#8。
どこかで聴いたサビだと思ったらLAメタル・バンドRATTの4thアルバム収録の楽曲カヴァーだった#9。RATTとしては駄曲だったが、ニューロマンティック風にアレンジした本作はなかなか良くできている。

Silje Huleboer (#1,#2,#5,#6)の可憐な歌唱を中心に、明るくてもどこか陰りを感じさせる北欧感とレトロ感に満ちたドリーム・ポップ。

Track List

1. In the Streets
2. Slow Run
3. A Question of Re-entry
4. Nightwings
5. Fairground Sunday
6. Under Thunder
7. The Curfew Bell
8. A Maelstrom of Stars
9. What’s It Gonna Be

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