MIKE OLDFIELD のレビュー

MIKE OLDFIELD / Crises

1983,UK

マイク・オールドフィールドの8thアルバムCrises。

70年代からの流れを汲む大作と商業的なポップ性が同居したアルバム。

瑞々しい美しさに溢れたケルティックなテーマのメロディを持つアナログA面を占める20分超の#1。次々と表情を変える組曲で構成。シンフォニックなパートでは、フェアライトCMI、ローランドRS-202、オーバーハイム、プロフェット5など、時代を反映したシンセの名機達が活躍。
アナログB面はバラエティに富んだ小品集。
後にアニー・ハズラムがソロ・アルバムでカヴァーした、マギー・ライリー(Vo)を起用したキャッチーな名曲#2。
ジョン・アンダーソン(Vo)が歌う幻想的な#3。
ミステリアスなシンセのシーケンス・フレーズをバックにマギー・ライリーが歌う#4。
マイク自らアコギ、バンジョー、マンドリンなどを駆使したラテンなインスト#5。
FAMILYのロジャー・チャップマンが歌うハード・ロック#6。

#1でのシーケンサーを使用した山びこのようなパートは、機材の持つ可能性を芸術に昇華させた好例と言える。
一方で、リズムが躍動する同曲終盤でテーマ・メロディを奏でるギターのタッチが何となくイリアン・パイプを模しているようにも聴こえ、先端技術と伝統を表現手段としてフラットに捉えたマイク・オールドフィールドの俯瞰的な視線が伺えます。

Track List

1. Crisis
2. Moonlight Shadow
3. In High Places
4. Foreign Affair
5. Taurus 3
6. Shadow On The Wall

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