EDEN HOUSE のレビュー

EDEN HOUSE / Half Life

2013,UK

英国のゴシック・ロック・バンドADORATIONのスティーヴン・キャリー(G/Key)を中心としたゴシック・ロック・プロジェクトTHE EDEN HOUSEの2ndアルバムHalf Life。

モニカ・リチャーズ(Vo)をはじめとする数名の女性シンガーを楽曲に応じて起用。フィル・マンザネラ(G)が#1~3に参加している。

エキゾチックでモーダルなメロディのギターとシンプルなベースのリフをバックに、ウィスパー気味のモニカの歌声がセクシーかつクールに響く#1。サビではサウンドに広がりを出しウィスパー・ヴォイスのハーモニーが聴き手を幻惑。
ジョーダン・レイン(Vo)、ローラ・ベネット(Vo)がコーラス毎にリードわ分け合いサビでクールなハーモニーを聴かせる#2。硬のジョーダン、軟のローラ、正反対の声質を持つ2人の歌唱が互いを補完しつつ融合。
タテ乗りリズムに冷たいシンセ・ストリングス白玉のサビでファルセットを交えた可憐な歌唱に萌える、ローラが1人で歌う#3。
時にハスキーになるクイーニー・モイ(Vo)の切ない歌唱が映える、メランコリック・チューン#4。
ローラが又もや絹のような絶品ファルセットを聴かせる#5。
中音域が特徴的なジョーダンの声質を活かしたミステリアスな#6。ヴァイオリンが荘厳なムードを付加している。
ジョーダン、ローラに、メイアン=ノエル・ペティット(Vo)も加わり、魅惑の多層コーラスが躍動感と緊張感あるリズムに乗る#7。
ANATHEMAのリー・ダグラス(Vo)が客演、シンフォニックな展開も見せる#8。
コケティッシュな声質のフェニックス・J(Vo)が歌うアンニュイな#9。

全編で統一された冷徹でモノトーンな感触、適度にウェットな空間処理。
これらが醸し出す王道ゴシック・サウンドのバックボーンにより、歌い手が変わっても散漫にならずムードが一貫している。
効果的に挿入されるヴァイオリンのさりげない気品も良い。
1stアルバムで話題をさらったジュリアンヌ・リーガンの不参加は残念だが、どのシンガーも素晴らしく、これを機に追っかけてみたくなる魅力を持っている。

Track List

1. Bad Men
2. Indifference
3. Wasted On Me
4. Hunger
5. The Empty Space
6. Butterflies
7. The Tempest
8. City Of Goodbyes
9. First Light

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