ANETTE OLZON / Shine
2014,SWEDEN
元NIGHTWISHの女性シンガー アネット・オルゾン 1stアルバムShineのレビュー。
マシンのビートに乗るストリングス・セクションをバックに透明感ある美声を聴かせる#1。
ブレイク後のストリングスが絡むサビが爽快でキャッチーなポップ寄りゴシック・メタル風ナンバー#2。
北欧フォークロアのテイストを感じさせる柔らかな歌唱のファンタジックなナンバー#3。
魅力的な中音域のヴァースからアルバム中最高音のサビに突き抜けるバラード#4。
宗教的とも言える神秘的なムードの静謐な#5。
気品あるストリングスと張りのある歌唱が印象的な#6。
サビのメジャーセブンスにハッとなる、アルバム中一番ゴシック・メタル寄りなミディアム・スローの#7。
ダークでミステリアスなヴァースとフォークロア風味のサビを持つ#8。
ピアノを中心にシンセ、ストリングスが絡むバラード#9。
幻想的なバッキングに優しい美声のポップなメロディーが乗る#10。
アルバムShineの音楽性は、ギターの歪み度と音量を下げたあまりダークでは無いゴシック・メタルといった印象。ちなみにアネット・オルゾン本人によれば、ポップ・ロック或いはポップ・メタルとのこと。
アネット・オルゾンと共同プロデュースしているブレイン達が優秀なようで、各楽曲が程よくバラエティに富みつつも、アルバム通してムードを統一させた手腕が光る。
彼女の歌唱も、これがソロ1stアルバムと思えないほど完璧。フェミニンな美声と硬軟・強弱で多彩に変化させる表現力が素晴らしい。さすが2000人の応募者から勝ち抜いてNIGHTWISHのボーカリストの座を射止めただけのことはある。
Track List
1. Like a Show Inside My Head
2. Shine
3. Floating
4. Lies
5. Invincible
6. Hear Me
7. Falling
8. Moving Away
9. One Million Faces
10. Watching Me from Afar
カテゴリー: ANETTE OLZON
タグ: 女性ボーカル