THEATRE OF TRAGEDY のレビュー

THEATRE OF TRAGEDY / Forever is the World

2009,NORWAY

ゴシック・メタルのヴェテラン・バンドTHEATRE OF TRAGEDYの2009年7th。

フォロワー達がゴージャス&シンフォニックなデコレーション路線で成功して行く中、元々壮麗なアレンジやドラマティックな場面転換といった即効性の高い派手な要素よりも、淡々と美に耽る中にキラリと光る必殺フックでリスナーのハートを掴んできた彼らの個性が復活してきた印象です。グロウル・ヴォイスと不穏なムードで引っ張り、サビでのネル・シグランド(Vo)の美声で一気に突き抜けるゴシック定番チューン#1で軽くジャブ。凡百のバンドが安直にシンセ・ストリングスでやりそうなリフもギターで奏でる事でピアノのオブリガードを活かした#2。ギター、ピアノ、ストリングスを場面に応じて使い分けた#3、くぐもったピアノがリードしグロウル・ヴォイスの無い#4、等のメランコリック・チューンではネル嬢の歌唱が抜群に映えています。クリーン・ギターとパーカッシブなドラムに乗るパワー・バラード風な#5でも囁くような部分とサビでの声色の使い分けが見事。ノーマル男声ボーカルの序盤と対比させたサビでのネル嬢の歌唱が激萌えな#6。低音域でも存在感ある美声があることを証明する#7。適度に重厚なストリングスにマイルドな歌唱がたゆたう耽美なゴシック・バラード#8。サビのアレンジがキャッチーな彼らの王道ゴシック#9。ピアノのバックとネル嬢によるオーバーダブされたコーラスが美しく印象に残るラストの#10。これが加入後2作目となるネル嬢は、前任のリヴ・クリスティンのようなこの世の物とは思えないエンジェリック・ヴォイスこそ無いが、様々な曲調をこなす音域の広さと可憐なキャラクターの声質で確実にバンドを進化させています。バンドもネル嬢の個性を巧く引き出してますし。特にラスト3曲はかなりの充実度です。

Track List

1. Hide and Seek
2. A Nine Days Wonder
3. Revolution
4. Transition
5. Hollow
6. Astray
7. Frozen
8. Illusions
9. Deadland
10. Forever Is the World

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