THE TANGENT のレビュー

THE TANGENT / The World That We Drive Through

2004,UK/SWEDEN

THE TANGENTの2004年2nd。

リズム隊はFLOWER KINGS組のスウェーデン人で、いい味出しているSax/FluはPORCUPINE TREEのアルバムでも客演したりしている英国人Theo Travis。#2の終盤、フルートに絡むヴォーカル・パートがNATIONAL HEALTHのアマンダ・パーソンズを彷彿させてニヤリなSam Baineなる女性も英国人か?大仰で派手なオープニング・チューンにHATFIELDのカヴァー、VDGGのDavid JacksonのフリーキーなSaxとプログレッシブな飛び道具満載だった1stと比べると地味な感じもしますが、その分落ち着きと奥行きが感じられてゆったりと楽しめますね。ジャジーな要素を加味したクールでアダルト・オリエンテッドなプログレって感じでしょうか。勿論アグレッシブな変拍子&変態アンサンブルも登場しますが、スゴ腕ミュージシャン揃いなのでサラっと余裕で演っちゃってます。アンサンブルの背景はデジタル機材が目立つ事無く担い、RoineのネバっこいギターやマイルドなTheoのSaxといったオーガニックな音色が表に立つ事で、サウンドが程よく馴染んでマイルドな大人の感触のトーンに仕上げている所がニクイです。

Track List

1. The Winning Game
2. Skipping the Distance
3. Photosynthesis
4. The World We Drive Through
5. A Gap in the Night

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