プログレ のレビュー

VIENNA / Overture

1988,JAPAN

Gacktのブレーンとして御殿を建てた事ですっかり有名な元GERARDの”茶々丸”こと藤村幸宏(G/Vo)、元AFREITUSの永井敏巳(B)、元NOVELAの西田竜一(Dr)、元OUTER LIMITSの塚本周成(Key)という日本プログレ界の最強メンバーが結成したバンドVIENNAの1988年1st。テクニカルな変拍子と厚いキーボード群、ギターのハードなエッジ、甘い歌声・歌メロが渾然一体となった素晴らしいプログレッシブ・ハード・ロックを展開。

Track List

1. Follow you
2. Seek a sign
3. The metamorphic time in paradise
4. Overture
5. Magic motion
6. Canone

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VIENNA / Step into Vienna

1988,JAPAN

1stから約半年後にリリースされた日本のプログレッシブ・ロック・バンドVIENNAの1988年2ndアルバムStep into Vienna。

ファンタジックなオープニング#1からドラマティックにメドレーで繋がる#2が又壮大なプロローグって感じで早くもこのアルバムがタダでは済まないことを予感。そして怒涛のプログレッシブ・ハード・ロック#3で確信に。スケール感、キャッチーな要素、スリルが前作よりも大幅に増量された超名盤。
変拍子・転調のスパイスが効いた様式美ハード・ロックの#4、ベースラインが印象的な変態プログレ・ソング#5、透明感溢れるシンフォニックな#6、各パートの超絶プレイが丹念に織り込まれ緊張感ビンビンのハード・ロック叙事詩を成す#7(特にベースがブイブイ来てます)。
文句の付けようが無い完璧なアルバム。

Track List

1. Step into the vivid garden
2. Gathering wave
3. Schvelle
4. Magic eyes
5. Caution!
6. Sleepless night
7. Fall in alone

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IT BITES / Once Around the World

1988,UK

英国北部カンブリア出身のプログレッシブ・ロック・バンド IT BITESの1988年2ndアルバムOnce Around the World。
#1~#5をスティーヴ・ヒレッジがプロデュース、残りはIT BITESが自らプロデュース。

同時期のポンプ・ロック勢とは明らかに異なるコンパクトでキャッチーな要素を持ち、フランシス・ダナリー(G/Vo)のアラン・ホールズワース並のバカテク・ギターとジョン・ベック(Key)によるシンセのサウンド・メイキングの抜群なセンスで比類無きオリジナリティを確立しております。

#1,#4などコンパクトな楽曲にさりげなく超絶技巧のギター・ソロを挿入したり(ラストの#8もすごいですよ)、プログレが好きだからといって安易にヴィンテージ・シンセの音色にこだわらすに、最先端の機材(ハイブリット・シンセ~デジタル・シンセ、サンプラー等)を使いこなす柔軟な姿勢が好感持てます。
楽曲に自然に溶け込んだ変拍子や#6のキメのブレイクでのポルタメントがかかったシンセのフレーズ、#7でのピーター・ゲイブリエル風な芝居がかったボーカル、コーラス・ハーモニーやオーケストレーションでシンフォニックに展開する#8等、大小の聴き所満載な名盤です。

Track List

1. Midnight
2. Kiss Like Judas
3. Yellow Christian
4. Rose Marie
5. Black December
6. Old Man and the Angel
7. Plastic Dreamer
8. Once Around the World

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STARLESS / Silver Wings

1989,JAPAN

元SCHEHERAZADEの大久保寿太郎(B)を中心に結成されたプログレッシブ・ハード・ロック・バンドSTARLESSの1989年1stアルバム。

シンフォニックなシンセとハード・エッジな中川隆雄(G)のバッキングが融合、サビの5拍子が印象的なSTARLESSの代表曲でアンコールの定番曲でもある大久保作曲の#2。
ディレイを使用したサビのボーカルがカッコ良い#3。
妖しいムードの#4。
NOVELAの五十嵐久勝がコーラスで参加、中間部に分厚いシンセのソロを挿入した#5。
ストレートな美声にウィスパー・ヴォイスやロックな歌唱など宮元佳子(Vo)の様々な魅力が味わえるドラマティックなハード・ロック#6。
オールドスクールなギター・リフに乗ったハード・ロックながらシンフォニックなシンセ・ソロが強烈な印象の#7。
大阪でギター講師もやっていた中川の繊細なクラシック・ギターをイントロに配したハード・ムード歌謡とでも言うべき#8。
シンセのリフが勇壮なライブ終盤の定番#9。

基本はハード・ロックですがシンフォニックなシンセのアレンジやドラマティックな楽曲構成にプログレのテイストも。ハード・ロックにしては線の細い宮元のボーカルですが、それが逆にSTARLESSの個性になっています。
ファンタジックなジャケット・アートはゲーム ファイナル・ファンタジー・シリーズのイラストでお馴染み天野喜孝。NOVELAの平山照継がプロデュースしてます。

Track List

1. Prologue
2. Silver Wings
3. I Look in Your Eyes
4. Aphrodisiac
5. In the End
6. Breath
7. Dazzling Desire
8. Impression
9. Un-Dreaming

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VIENNA / Progress

1989,JAPAN

VIENNAの1989年作ライブ。

同年1月大阪ミューズ・ホールでのコンサートを収録。1stと2ndよりバランスよく選曲されている。ホルストの組曲『惑星』より木星をカヴァーしたインスト#5がなかなか聴かせる。

Track List

1. Opening
2. Gathering wave
3. Schvelle
4. Follow you
5. The Planets by Holst
6. The metamorphic time in paradise
7. Canone
8. Sleepless night

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IT BITES / Eat Me in St Louis

1989,UK

IT BITESの1989年3rdアルバムEat Me in St Louis。

ドラムの音がよりビッグになるとともに全体的によりハードになった。メロディ・テクニック・アレンジ・グルーヴ・機材の使いこなしが高次元で見事なハーモニーを奏でる名盤。
#2はROLAND社デジタル・シンセの名機D-50のチェイス機能を使用したイントロが印象的。
#8のヴァイオリンは同社サンプラーSシリーズの音、シンセ・ソロは同社シンセのよくあるシンセリード系だろう。YAMAHA等のホイールでは表現できないアーミング的フレーズはROLANDシンセのベンダー特有のものだ。

個人的には#5のZEP的な大きなグルーヴが好き。
#12はフラシス・ダナリー(G/Vo)がディレイを使用した一人二重奏。
ちなみにジャケット・アートはロジャー・ディーンです。

Track List

1. Positively Animal
2. Underneath Your Pillow
3. Let Us All Go
4. Still Too Young to Remember
5. Murder of the Planet Earth
6. People of America
7. Sister Sarah
8. Leaving Without You
9. Till the End of Time
10. Ice Melts Into Water
11. Charlie

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MAGDALENA / Magdalena

1989,JAPAN

日本のバロック風プログレ・バンドMAGDALENAの1989年作。

徳久恵美(Vo)のソプラノ・ボーカルと時に対位法を取り入れたクラシカルな旋律が絶妙のマッチング。ページェントの永井博子やテラ・ローザの赤尾和重もゲスト参加。
このギターの人は間違いなくランディ・ローズのファンだ。10分超の大作#5なんてアコギ/エレキのアンサブルからドラマティックなギター・ソロ、全体の雰囲気までOZZY OSBOURNEのDiary of a Madmanそっくりだもん。
シルバー・エレファントで見た時も白のレス・ポール・カスタム弾いてたし。バロック調からハード・ロック、昼ドラ風ムード歌謡までてんこ盛り。とにかく全曲良いです。

Track List

1. Leanhaun Shee
2. Anna Magdalena
3. Shadow
4. Walts
5. Omen
6. Lagrima

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KALEIDOSCOPE / White Faced Lady

1990,UK

FAIRFIELD PARLOURの実質2ndアルバムでありながら、制作した1970年にレコード会社との移籍トラブルが原因でお蔵入りとなっていたものを突如1990年に元のバンド名であるKALEIDOSCOPE名義でリリースしたKALEIDOSCOPE (=FAIRFIELD PARLOUR)の通算4tnアルバムWhite Faced Lady。

2枚組のコンセプト・アルバムというフォーマットは当時のプログレッシブ・ロックでもさかんに採られた手法ではあるが、1970年というのはそれでも早い部類でしょう。
不遇のKALEIDOSCOPE時代から、陽の当たるFAIRFIELD PARLOURへの転身を果たし、乗りに乗っていたバンドの創作意欲が迸る作品。サイケ風味のメロディアスなフォークをベースに時に管弦を交え、清涼感たっぷりのサウンドでエンジェルという名の女性の生涯を描いています。

Track List

DISC 1
1. Overture
2. Broken Mirrors
3. Angels Song: Dear Elvis Presley
4. Nursey, Nursey
5. Small Song - Heaven in the Back Row
6. Burning Bright
7. The Matchseller
8. The Coronation of the Fledgling
9. All Hail to the Hero
10. White Faced Lady

DISC 2
1. Freefall
2. Standing
3. Diary Song: The Indian Head
4. Song from Jon
5. Long Way Down
6. The Locket
7. Picture With Conversation
8. Epitaph: Angel

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PROVIDENCE / And I’ll Recite on Old Myth From

1990,JAPAN

日本のプログレ・バンドPROVIDENCEの1990年作And I’ll Recite on Old Myth From(伝説を語りて)。

ジャズを通過したことが明らかな独創性あふれるメロディ満載の変態プログレ。久保田陽子(Vo)はじめ各メンバーのテクニックも申し分無くクオリティは最高レベル。日本に生まれてなかったら、きっと大成功していたことだろう。長尺、変拍子、ギター・ソロ、ベース・ソロ入りの#1から既にクライマックス。全部で50分超で収録曲4曲!というのもイイ感じだ。

Track List

1. Galatea
2. Eternal children
3. Dream seeker's mirage
4. And I'll recite an old muth from...

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YES / Union

1991,UK

ABWHと権利上の本家YESが合体し、8人YESとしてリリースされたアルバムUNION。

無垢で気まぐれなジョン・アンダーソン(Vo)の行動に、金の匂いを嗅ぎつけたレコード会社やプロモーター等ビジネス面が乗った結果、複数のプロデューサー、スタジオミュージシャン(中にはスティーヴ・ポーカロのような大御所も)が入り乱れ、タイトルのUNIONに反してバンド・メンバーの体温が伝わってこない散漫なアルバムに。
特に、ギターやキーボードの大部分をバンドメンバー以外の演奏に頼ったのがまずかった。
ジョン・アンダーソンの声が唯一らしさを発揮するだけで、サウンドの鍵の部分がこれではバンドっていう感じが乏しいのも仕方が無い。これはバンド・メンバーの不和に端を発したプロデューサー苦肉の策らしい。
しかし、個々の楽曲には光るものもあり、さすがと唸らせます。

スティーヴ・ハウ(G)のガチャガチャしたギター、カラフルなキーボード群、重層コーラスなど、YESらしいパーツをふんだんに盛り込んだポップな#1。
重厚なリズムにブルーズ・ロック風リフが乗る#2。勿論、ジョン・アンダーソンのモード旋律に沿った歌唱と各種オブリガートによりドロ臭さは皆無。流麗なギター・ソロはスティーヴ・ハウっぽく無いのでもしかしたらゲスト・プレイヤーか。
スティーヴ・ハウのアコギ・ソロ小品#3。
トレヴァー・ラビン(G)によるメカニカルかつスピーディなパッセージのリフがカッコ良い、ゴージャスなハード・プログレ・ポップの#4。
メランコリックで静かな前半部分、9拍子の緊張感あるサビが印象的な後半部分から成る#5。
レゲエ風グルーヴを取り入れたポップな#6。
オルガンやマンドリンによる変拍子リフがギターのミニマルなリフと絡む、緊張感とポピュラリティを兼ね備えた#7。
変拍子が心地良いズレを生む#8。
思索バラードの#9。
神秘的な#10。
トニー・レヴィン(B)のパーカッシブなベースがリードするリズムコンシャスな#11。
エキゾチックなビートを織り交ぜた#12や#14。

シリアスで変拍子を中心とした迷彩を施しながらも意外とポップなABWH陣営、ゴージャスでポップな本家YES陣営。
ともに楽曲はそれぞれの特長を発揮して面白いだけに、演奏にロック・バンドそしての温度が感じられないのが惜しい。

Track List

1. I Would Have Waited Forever
2. Shock To The System
3. Masquerade
4. Lift Me Up
5. Without Hope You Cannot Start The Day
6. Saving My Heart
7. Miracle Of Life
8. Silent Talking
9. The More We Live - Let Go
10. Angkor Wat
11. Dangerous
12. Holding On 13. Evensong
14. Take The Water To The Mountain

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STARLESS / Unpublished Live Selection

1991,JAPAN

STARLESSの1991年作。ライブの定番でありながらスタジオ盤に収録されて無い曲が入ってます。新ボーカリストの西垣の太い声質はちょっと合ってないと思う。

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TERU’S SYMPHONIA / Fable on the Sven Pillows

1991,JAPAN

1991年作。元Scheherazade、NOVELAの平山照継(G)のプログレ・バンド。オリジナルのファンタジックなストーリーに基づいたコンセプト・アルバム。王様が毎夜話をさせる、という設定からしてRENAISSANCEの千一夜物語のパクリじゃないか。オチもイマイチだ。歌詞がストレート過ぎてつまらない。もっと比喩表現使った方が良いと思う。アレンジや曲の構成はいいのに。

Track List

1. Prologue
2. The princess is gone
3. Goblin Hunt
4. Big tree
5. Incomplete Happiness
6. A moonlight Icaros
7. Magic Waltz
8. The seventh night-Epilogue

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IT BITES / Thank You and Goodnight

1991,UK

解散後の1991年に突如発売されたライブ。あれだけ複雑な曲をライブで完全に再現している。改めてミュージシャンシップの高さを知らしめた好盤。

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MAGELLAN / Hour of Restoration

1992,USA

ハイテク・ギタリスト粗製濫造レーベル、シュラプネルの仕掛け人マイク・バーニーが贈るプログレ・レーベル マグナ・カルタの第一弾。アメリカのプログレ・バンドMAGELLANの1992年1stアルバムHour of Restoration。

めくるめく展開で14分超の#1からプログレ度全開。ボーカルの声質もいわゆるプログレ声。
ただドラムが打ち込みのためイマイチのめり込めないのも事実。生身の人間の演奏がぶつかり合うロックなパッション感が希薄。しかし、#1や#3など、メロディアスでドラマティックなので結構好きです。

Track List

1. Magna Carta
2. The Winner
3. Friends of America
4. Union Jack
5. Another Burning
6. Just One Bridge
7. Breaking These Circles
8. Turning Point

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ANGLAGARD / Hybris

1992,SWEDEN

スウェーデンのプログレッシブ・ロック・バンドANGLAGARDの1992年1stアルバムHybris。

KING CRIMSON初期の叙情と中期のメタリックな質感をベースに、北欧独特の寂寥感と屈折した仄暗い情念をまぶした暗黒叙情シンフォニック・プログレ。
Mattias Olsson(Dr)が叩き出すドライヴ感抜群のドラミングにリードされた緊張感あるアンサンブルは、巧みに変拍子を織り交ぜつつも、それを感じさせないソリッドでタイトな暗黒グルーヴを醸成。と同時に、Anna Dolmgren嬢(Fl)の息遣いも生々しいフルートや静寂パートでのギターやオルガンのちょっとしたトーン・コントロール加減も見事で、メロトロンの洪水パートとのダイナミックな対比が楽曲のドラマ性を高めてます。

押しと引きのバランスに優れたソング・ライティング、他に類を見ない独特のムードを確立した各パートのプレイも老獪。LANDBERKと並び同郷のANEKDOTENPAATOSに絶大な影響を与えたであろう、鬱系スウェディッシュ・ネオ・プログレのバイブル的アルバムです。

Track List

1.Jordrok
2.Vardrirgar I Vilserhet
3.I Frar Klarhet Till Klarhet
4.Burg Bore

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STARLESS / Song of Silence

1992,JAPAN

STARLESSの1992年作。

ガーが広島は因島出身の峯松真由美(Vo)にチェンジ。ハイ・トーンをこなしつつ女性らしい優しさも感じさせるこの人の歌が一番好きです。中川隆雄(G)のアコギと峯松のボーカルによる名刺代わりの小曲#2を皮切りに魅力的な歌が堪能できる名盤。勿論インスト陣もますますパワー・アップでドライヴィング・ハード・ロックな#3、変態プログレッシブ・ポップ・チューン#7、ドラマティック・プログレ曲#10等で練られたアレンジと充分なテクニックを披露。一方、フォークな#5や童話チックな#9では峯松の歌とムーディな雰囲気にウットリします。

Track List

1. Song Of Silence(Beginning)
2. Objet de Glace
3. Aim Your Heart
4. For Epicurasist
5. Another Horizon
6. The Lose Ends
7. Again(Under The Only One Sky)
8. Caught By The Night
9. Tale Of The Flying Carpet
10. Song Of Silence

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STARLESS / Wish

1992,JAPAN

STARLESSの1992年作ミニ・アルバム。

新たに女性キーボーディストも加わって7人編成の大所帯になった。ライブの定番曲#1,#2,#4を最新メンバーがスタジオ・レコーディング。STARLESS風プログレッシブ面での最高峰#1、様式美面での最高峰#2、ロマンティック面での最高峰#4が1枚に収録されているんだから最高に決まってるじゃないですか。#1は変拍子風なんだけど実は12/8拍子でカウントできるトリッキーな曲。ドラマティックな構成も良いですね。#2では前作から加入のセカンド・ギタリスト原浩一(G)のテクニカルな早弾きが、#4では峯松真由美(Vo)の歌唱と中川隆雄(G)のメロウなギターが聴き所です。

Track List

1. Change Me into the Wind
2. Waitin' in Vain
3. 誰かの背中
4. WISH part 1
5. WISH part 2

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LANDBERK / Riktigt Äkta

1992,SWEDEN

スウェーデンの暗黒プログレ・バンドLANDBERKの1992年1stアルバムRiktigt Äkta。

後のPAATOS結成時メンバーであるReine Fiske(G)と Stefan Dimle(B)が在籍。霧のようにうっすらと、そして時に洪水のようなメロトロンとReineの繊細なトーンによるギターが寂寥感抜群の北欧白夜のように静謐でダークで冷えびえとした音空間を醸成。それにスウェーデン語の歌詞とヘタウマなオッサン声ボーカルが土着的エキゾチックな要素を加え、独特の暗黒世界が完成している。Redの頃のKING CRIMSONから洗練とヘヴィネスを取り除き、絶対零度でフリーズ・ドライしたかのような純粋な音楽。

Track List

1. I Nattens Timma
2. Skogsrået
3. Trädet
4. Vår Häll
5. Visa Från Kallsedet
6. Undrar Om Ni Ser

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MAGELLAN / Impending Ascension

1993,USA

MAGELLANの1993年2ndアルバムImpending Ascension。
よりシンフォ度が増した。色んなところに「オッ」と思わせるアンサンブルやメロディが散りばめられている。

Track List

1. Estadium Nacional
2. Waterfront Weirdos
3. Songsmith
4. Virtual Reality
5. No Time for Words
6. Storms and Mutiny
7. Under the Wire

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カテゴリー: MAGELLAN

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RUSH / Counterparts

1993,CANADA

RUSHの1993年作Counterparts。

アレックス・ライフソン(G)のギターを中心としたソリッドな音像。ドラムの心地良いコンプ感と空間処理も相まってカッコ良いハード・ロック・アルバムに仕上がっている。シンフォ感はかなり減退。

Track List

1. Animate
2. Stick It Out
3. Cut to the Chase
4. Nobody's Hero
5. Between Sun & Moon
6. Alien Shore
7. The Speed of Love
8. Double Agent
9. Leave That Thing Alone
10. Cold Fire
11. Everyday Glory

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カテゴリー: RUSH

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