STAGE DOLLS のレビュー

STAGE DOLLS / STAGE DOLLS

1988,NORWAY

ノルウェーの3人組ハード・ロック・バンドSTAGE DOLLSの1988年3rdアルバム。北欧メタル・ブームに乗り本作にて日本でも紹介されました。
北欧らしい透明感に、ゴスペル風コーラスによるデコレイトやギターのちょっとしたリックといったアメリカンなテイストも加味し、キャッチーなサウンドを展開しています。
とりわけTorstein Flakne(G/Vo)の歌唱がブライアン・アダムスっぽいハスキーな感じで、哀愁のメロディーに抜群の相性を見せています。
特に繊細さと力強さを幅広く表現した#2が良いですね。
アルバム随一のキラー・チューン#5ではキラキラした80年代風シンセがシンプルなサビのギター・リフとナイスに融合、適度に冷ややかでウェットな中にも開放感のある胸キュン・メロディーが心に刺さる最高のハード・ポップに仕上がってます。
それにしても#6や#8で聴かれるシンセのサウンドが懐かしい感じですね。これはコルグのM1やローランドのD50といったハイブリッド・タイプでしょうかね。サンプルしたアタック音にシンセサイズした持続音をミックスするやつ。まだメモリーがバカ高かったのでフルにサンプリングできなかった時代のアイディアの結晶ですよね。

Track List

1. Still in Love
2. Wings of Steel
3. Lorraine
4. Waitin' for You
5. Love Cries
6. Mystery
7. Don't Stop Believin'
8. Hanoi Waters
9. Ammunition

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