KING CRIMSON のレビュー

KING CRIMSON / The Night Watch

1997,UK

Starless And Bible Blackの元ネタとなった1973年11月23日アムステルダムでのライブThe Night Watch。
BBCの放送用音源だったこともあり、長年ブートが出回っていた。

インプロビゼーションのDISC1 #6, DISC2 #1の他、Starless And Bible Blackではイントロのみ採用されたDISC1 #5のボーカル・パート以降の本来の姿が聴けるなど、資料的価値が高い。
後にデヴィッド・クロス(Vln/Key)がバンドを去る原因となったインプロビゼーションでの大音量もここでは適度に保たれており、徐々にクレイジーになっていくDISC2 #4でもノイジーなギターに対抗しヴァイオリンでアグレッシヴにプレイしています。
ロバート・フリップ(G/Mellotron)、ジョン・ウェットン(B/Vo)、ビル・ブラッフォード(Dr)、デヴィッド・クロスという最強メンツで演奏されるDISC2 #6も、ヴァイオリンがもたらす新鮮なフレイバーや抜群の呼吸でインプロビゼーション・パートを仕切るリズム・セクションなども興味深いものがあります。

Track List

Disc 1
1. Easy Money
2. Lament
3. Book of Saturday
4. Fracture
5. The Night Watch
6. Improvisation: Starless and Bible Black

Disc 2
1. Improvisation: Trio
2. Exiles
3. Improvisation: The Fright Watch
4. The Talking Drum
5. Larks' Tongues in Aspic (Part II)
6. 21st Century Schizoid Man

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