BARCLAY JAMES HARVEST / Barclay James Harvest
1970,UK
優しいヴォーカルとアコギが醸し出すのどかなフォークとオーケストラによる荘厳な響きが融合した、独自のメロディアスなサウンドを聴かせるBARCLAY JAMES HARVESTの1970年1stアルバムBarclay James Harvest。
#1ではまだ荒削りでロックな部分も感じさせますが、大曲#7を初めとしてそこかしこに気品も漂わせてます。
田園フォークな#2もアコギのアルペジオとストリングス、トレモロがかかったエレキ・ギターによるアンサンブルがドリーミーな空気感を醸成。
壮大なオーケストレーションが格調高い#4では、終盤の美しいストリングスにうっとり。
かと思うと続く#5ではサイケな薫りも芳しいノリノリなフラワー・ロックが炸裂。チープなサウンドのオルガンによるバッキングとコーラス・ワークが楽しいです。
優しくも哀愁のメロディがドラム・レスで切々と紡がれる小品#6を挟み、ティンパニの重々しいリズムから幕を開ける#7はオーケストラとロック・バンドが見事に溶け合い、シンフォニックな盛り上がりを見せます。
Track List
1.Taking Some Time On
2.Mother Dear
3.Sun Will Never Shine
4.When the World Was Woken
5.Good Love Child
6.Iron Maiden
7.Dark Now My Sky
カテゴリー: BARCLAY JAMES HARVEST