WISHING TREE のレビュー

WISHING TREE / Carnival of Souls

1996,UK

MARILLIONのソングライターでギタリストのスティーブ・ロザリーのプロジェクト・バンドTHE WISHING TREEの1996年作。

当時学生だったという”20世紀最後の妖精”ハンナ・ストバート(Vo)の美声が大いにフィーチャーされた英国情緒たっぷりなフォーク/ロック。胸キュン・メロディーと女性ボーカルの絶妙な絡みはALL ABOUT EVEを想起させる。普遍的な魅力に溢れたアルバムです。

Track List

1. Evergreen
2. Starfish
3. Nightwater
4. Hall Of Memories
5. Midnight Snow
6. Night Of The Hunter
7. Firebright
8. Thunder In Tinseltown
9. Empire Of Lies
10. The Dance

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THE WISHING TREE / Ostara

2009,UK

英国ネオ・プログレバンドMARILLIONのスティーブ・ロザリー(G)が”20世紀最後の妖精”ハンナ・ストバート(Vo)と組んだプロジェクト WISHING TREEの13年ぶりとなる2ndアルバム。

英国トラッドの香りも仄かに漂うしっとりと落ち着いたアンサンブルをバックに、ハンナの少々鼻にかかったような独特の美声がたゆたうスタイルは不変。ハンナの声は中音域がベースだが、高音になった時の瑞々しい透明感が堪らないです。モーダルな歌メロがアニーハズラム(RENAISSANCE)、ジュリアンヌ・リーガン(ALL ABOUT EVE)、アネク・ヴァン・ガースバーゲン(GATHERING~AGUA DE ANNIQUE)等の歌姫達を想起させるタイトル曲#1から、アコギのシンプルな伴奏に耳元で囁かれているかのような生々しい歌声が映える#8まで、21世紀になってもやっぱり妖精なハンナの魅力がアルバム全編通して大フィーチャーされております。

Track List

1.Ostara
2.Easy
3.Hollow Hills
4.Seventh Sign
5.Falling
6.Fly
7.Kingfisher
8.Soldier

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