TRADER HORNE のレビュー

TRADER HORNE / Morning Way

1970,UK

ジャッキー・マコーレイ(Vo/G/Key/Fl)と元FAIRPORT CONVENTIONのジュディ・ダイブル(Vo/Auto Harp/Pf)のフォーク・ユニットTRADER HORNEの唯一作。
ジャッキーの優しい男性ボーカルとジュディの澄んだハイトーンが絶妙のハーモニーを聴かせるメランコリックな#1。こちらも2人のハーモニーが見事なトラッド風ナンバー#2。ハープシコードとフルートの端整な演奏で美しいメロディを紡ぐインストゥルメンタル・ナンバー#3。ヴァイオリンとチェロが導入された叙情フォーク#4。ジュディのアンニュイな歌唱が場末のペーソス感を漂わせたブルージーな#5。爽やかなフォーク・ナンバー#6。ジャッキーがリードを取りジュディの美声コーラスを加えた楽しいフォーク・ナンバー#9。デュオでコンテンポラリーな響きを聴かせる#7。ダブル・トラッキングされたジュディのボーカルが弦とアコギのシンプルな伴奏に乗った#8。ジャッキーが歌う叙情フォーク#10。ピアノの伴奏をバックに神秘的なボーカル・メロディが際立つ#12。厳かなパートと軽やかなフォーク・パートが融合した#13。
等々、素朴な伴奏にもかかわらず魅力的なメロディが満載で、ジュディの澄んだハイトーンを活かしたバラエティ豊かなフォークが展開されています。各曲のラストに前半はフルートとチェレステによるかわいいメロディ、後半はメランコリックなピアノのメロディといったジングルが挿入され、アルバムのトータル・イメージが統一されている所もチャーム・ポイント。

Track List

1. Jenny May
2. Children of Oare
3. Three Rings for Eleven Kings
4. Growing Man
5. Down and Out Blues
6. Mixed Up Kind
7. Better Than Today
8. In My Loneliness
9. Sheena
10. Mutant
11. Morning Way
12. Velvet to Atone
13. Like That Never Was

TRADER HORNE / Morning Way のレビューを見る

フォローもよろしくお願いします!

Search

Twitter

Facebook

TOP